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全米プロで解禁の距離計測器 実は“プレーのスピードアップ”にならない!? | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

松山英樹も練習ラウンドでは使用 さて本番では?(撮影:GettyImages)

全米プロゴルフ選手権 事前情報◇18日◇キアワ・アイランド・ゴルフリゾート オーシャンコース(サウスカロライナ州)◇7876ヤード・パー72>

現地時間の20日に開幕する男子メジャー、「全米プロゴルフ選手権」はプロのトーナメントで初の“レンジファインダー”(距離計測器)の使用が許可される。主催するPGAオブ・アメリカ(全米プロゴルフ協会)が2月に発表した。

松山英樹の21年ドライバースイング【連続写真】

その目的は「ピンまでの距離を測ることでプレーのスピードアップに繋がる」とスロープレー問題の解決の一つとして打ち出したもの。しかしながら選手、キャディらの反応はというと…、「スピードアップには繋がらない」という意見がほとんど。その理由とは…?

ウェブ・シンプソン(米国)のバッグを長年担いでいるベテランキャディ、ポール・テソーリは「選手が必要な数字はピンまでの距離だけではない。(グリーンの)フロントエッジまでの距離、左右、ピンからグリーン奥までの距離、風…そして最後にピンまでの距離が必要」という。

ジョーダン・スピース(米国)も「レンジファインダーが有効なのは、ホールから大きくボールが逸れてしまった場合だけ」とし、例えば自身が2017年に勝利した「全英オープン」最終日に練習場へと打ち込んだ際を例に挙げた。

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