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「優勝するしかないと決めていた」 星野陸也が全英出場権、4年シードを獲得 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net
リーダーボード
Pos 選手名 Sco 1 星野陸也 -13 2 J・パグンサン -9 3 浅地洋佑 -8 4 小田孔明 -7 香妻陣一朗 -7 片岡尚之 -7 阿久津未来也 -7 8 時松隆光 -6 比嘉一貴 -6 宮里優作 -6 順位の続きを見る
星野陸也、今季3勝目とともに全英行きのチケットも獲得(撮影:上山敬太)
<アジアパシフィックダイヤモンドカップゴルフ 最終日◇16日◇相模原ゴルフクラブ 東コース(神奈川県)◇7298ヤード・パー72>
今週は、どうしても勝たなければいけない理由がいくつもあった。学生時代から球を操る技術は群を抜いていたが、それ以上に、今週は誰よりも強い「勝ち」へのこだわりが通算5勝目を引き寄せた。
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星野陸也は最終日を単独首位で迎えた。風と雨に見舞われる中で、後続との2打差は無いに等しい。耐える展開を覚悟していたが、2ホール目で最初のバーディがやってくる。強いアゲンストの中、パーオン率37.140%と難易度の高いパー3。3番アイアンで打ったティショットを3メートル弱につけてバーディ。「相当難しい状況だったけど、2番のバーディが大きかった」と前半で3つ伸ばし、2位とは大差をつけていた。
後半に入ると、11番からまさかの2連続ボギー。一瞬不安が頭によぎるが、「チャンスはあるぞと言い聞かせた。2位との差があっても、攻めるゴルフで勝負したい」と、13番パー4(345ヤード)でワンオンを狙う。手前のラフに外したが、「強い気持ちでバーディが獲れたのが良かった」とガッツポーズで奮い立たせ、2連続バーディでトゥデイ3アンダーに引き戻した。ウィニングパットを沈めると、「決めた瞬間、力が抜けていった。もう、本当にやりきりました」と、この優勝で手にしたいくつもの成果を噛みしめた。
この優勝で、海外メジャー「全英オープン」の出場権を獲得。さらにシーズン3勝に到達し、2022年からの4年シードも手に入れた。「複数年シードで米国へ」と、米ツアー参戦はアマチュア時代からの目標。海外ツアーへのスポット参戦から、世界ランクを上げて米ツアーへ進む道も開けた。海外メジャー4試合への出場も、もちろん狙っていた。
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