飛ばない西村優菜が距離の長いメジャーを制覇 「ショートウッドはアイアンと同じように打てる」 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net
リーダーボード
Pos 選手名 Sco 1 西村優菜 -14 2 大里桃子 -11 臼井麗香 -11 稲見萌寧 -11 5 高橋彩華 -10 6 ユン・チェヨン -9 7 上田桃子 -8 8 山下美夢有 -7 古江彩佳 -7 10 西郷真央 -6 順位の続きを見る
メジャータイトルを獲得した西村優菜 持ち前の笑顔がはじけた(撮影:鈴木祥)
<ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ 最終日◇9日◇茨城GC東C(茨城県)◇6630ヤード・パー72>
首位に3差の2位からスタートした西村優菜が、4日間60台を達成する「67」をマークし、トータル14アンダーで国内メジャー初優勝を挙げた。160ヤード以上はユーティリティやフェアウェイウッドを使う飛ばない西村が、なぜ距離の長いメジャーで勝つことができたのだろうか。
「私はセカンドで160、170ヤード残ることが多い。飛ぶ選手はアイアンで打てるけど、そこにハンデができる。自分はショートウッドに自信があるし、アイアンと同じように打てるようにしています」。西村のセッティングを見てみると、3番ウッド、5番ウッド、7番ウッド、9番ウッド、6番ユーティリティと、ドライバーを入れてウッド系は6本。アイアンは6番からとなっている。
「練習ラウンドのときからアウトコースは距離が長くて、セカンドでウッドを持つホールが多い。正直、距離が出ないと厳しいかなと思った」と考えていた西村。予選ラウンドで一緒に回った原英莉花には、ドライバーで40〜50ヤード置いていかれ、「キャディさんと2人で原英莉花さんのドライバーに惚れ惚れしていた」と笑う。しかし終わってみれば、ただ一人4日間すべて60台を並べて、難コースを攻略してみせた。
7番ウッド、9番ウッド、6番ユーティリティでセカンドショットを打つことが多いアウトコースは「耐えるゴルフが必要」といいながら、アイアンやウェッジで打てるチャンスをしっかりものにした。1番パー5では残り80ヤードの3打目を58度で1.5メートル。フォローの風が吹いていた3番パー4では残り160ヤードを7番アイアンで手前4メートル、7番パー4では残り130ヤードから9番アイアンでピン横5メートルにつけてバーディを奪った。
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