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3打席ぶんの距離感 長年のライバル2人の、優勝争い1時間前【記者の目】 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

リーダーボード

Pos 選手名 Sco 1 岩田寛 -12 2 宮本勝昌 -9 3 香妻陣一朗 -8 高山忠洋 -8 5 浅地洋佑 -7 6 今平周吾 -6 片山晋呉 -6 重永亜斗夢 -6 9 秋吉翔太 -5 稲森佑貴 -5 順位の続きを見る

ゴルフ人生のほとんどを競い合ってきた2人

ゴルフ人生のほとんどを競い合ってきた2人(撮影:岩本芳弘)

中日クラウンズ 最終日◇2日◇名古屋ゴルフ倶楽部 和合コース(愛知県)◇6557ヤード・パー70>

大混戦で迎えた最終日、話題のひとつになったのが宮本勝昌、片山晋呉の優勝争いだ。第2ラウンドを終えて、首位タイの5人の中に名前を並べた2人。予選ラウンドから合わせて3日間を同じ組でプレーした。

最終日を終えて、健闘をたたえ合う!【写真】

水城高校、日大の同期で、プロ転向年も同じ。2人の付き合いは高校時代から数えただけで33年。筆者の場合、一番長い付き合いでもせいぜい十数年…。比較するのもおこがましいけれど、30年以上の旧知の仲とはなかなか想像がつかない。そんな2人が最終日に同じスコアから、しかも同組で優勝争い。決戦直前の様子が気になって、スタートまでの練習を見に行ってみた。

スタート時間は、最終組1つ前の9時30分。2人がクラブハウス前に現れたのは、8時30分少し前だった。宮本はバッグからスティックとクラブ3本を抜いてひとりショット練習場へ。その数分後に、片山が江連忠キャディとやってきた。2人のあいだは3打席ぶん。ハウスキャディと必要な会話だけを交わし、黙々と休みなく打ち続ける宮本。一方の片山は、隣の選手との談笑を交えつつショット練習をはじめた。

宮本がアプローチ練習場に移動したのが8時50分。バンカーショットを数分行ったところで、ショットを終えた片山が登場。このとき、アプローチ練習場には2人だけ。なにか面白いやりとりが聞けるかも…と聞き耳を立てていたが、筆者が見ている限り、ドライビングレンジに入ってからスタート1番ティに立つまで、言葉を交わすことはなかった。

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