『DG85 S200』に替えて3勝している小祝さくら（右） 同じダンロップ契約の山下美夢有（左）も『DG85 R300』で絶好調！（撮影：GettyImages）
トゥルーテンパーから国内女子ツアーの使用情報が届いた。
「今年の開幕戦から先週のフジサンケイレディスまでの8試合全てで、優勝もしくは、2位の選手のいずれかが弊社のアイアンシャフトを使用する流れが続いています。国内女子ツアーの使用率が15％ほどしかない中、好結果を出す選手から選ばれるのは、少々驚かれるかもしれません」（同社・広報）
その内訳を、下記に振り返ってみよう。
【1】ダイキン……優勝／小祝さくら（DG85 S200）
【2】明治安田生命……2位／永井花奈（スチールファイバーi80R）
【3】Tポイント……優勝／小祝さくら（DG85 S200）
【4】アクサ……優勝／岡山絵里（GS90CPT S200）
【5】ヤマハ……2位／山下美夢有（DG85 R300）
【6】富士フィルム……2位／小祝さくら（DG85 S200）
【7】KKT杯バンテリン……優勝／山下美夢有（DG85 R300）
【8】フジサンケイ……2位／山下美夢有（DG85 R300）
ちなみに、今年4勝の稲見萌寧が使用するのは[N.S.PRO]() 950GH neo』なため、こちらが最多勝利アイアンシャフトとなる。が、3勝の2位が『ダイナミックゴールド85』とはかなり意外。同社の担当者は、軽量の『DG85』が好まれる理由を次のように話す。
「軽量でも操作性がよく、スピンの入る『DG85』を気に入って好成績を出す選手が増えつつあると言えます。これまでの『ダイナミックゴールド』は重く、パワー的に選択肢になかったところ、『DG』の粘りや操作性などのフィーリングを損なわずに軽量に出来たため、新たな選択肢になっていると思います」（同）
小祝さくらは昨年『DG85』にしてからツアー3勝しており、小祝の活躍度を背景にダンロップのプロ担当が山下美夢有に『DG85』を勧めたところ、これがハマって山下もツアー初優勝と好成績に繋がっているとか。
これは「[日本シャフト]()の独壇場と見られていた軽量スチールシャフトに、“春の嵐”とも呼べる変わった風が吹き始めた。
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