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選手の行く手を阻むはずの木が味方に! 最難関ホールで笠りつ子に舞い込んだ幸運 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

リーダーボード

Pos 選手名 Sco 1 沖せいら -5 山下美夢有 -5 古江彩佳 -5 4 笠りつ子 -4 小祝さくら -4 高橋彩華 -4 7 藤田さいき -3 吉田優利 -3 高木優奈 -3 イ・ミニョン -3 順位の続きを見る

笠りつ子、幸運も味方に地元V達成なるか?

笠りつ子、幸運も味方に地元V達成なるか?(撮影:鈴木祥)

<KKT杯バンテリンレディス 初日◇16日◇熊本空港カントリークラブ(熊本県)◇6501ヤード・パー72>

今年2勝の小祝さくらをはじめ、多くの選手が「ティショットが難しい」と語る熊本空港カントリークラブ。フェアウェイが狭い、ドッグレッグで飛び過ぎれば奥まで抜けていくなど一筋縄ではいかない設計となっている。

さて、これは誰の妹でしょうか?ヒントはプラチナ…【大会ライブフォト】

その1つがパー4の2番ホール。フェアウェイほぼ真ん中に楠(くすのき)があり、ど真ん中への会心のショットのはずがグリーンを狙えないという状況に。だからといって左右が広いわけでもなく、ティショットの落としどころが非常に難しいホールだ。この日の平均スコアは4.3810で最難関だった。

その場所で笠りつ子に“幸運”が舞い込んだ。ティショットは右サイドで、木がややかかる位置。ピンまでは残り144ヤードという状況で、「フックをかけよう」とセカンドショットは8番アイアンを握った。すると打球は木の葉に当たったものの真っすぐ飛んでいきグリーンに。「ナイスオンだろうな」と思っていたこのボールが転がっていき、そのままカップインした。「入った〜!」。喜びを爆発させた。

このイーグルもあって首位と1打差の4アンダー・4位タイで初日が終了。地元・熊本での初優勝へ値千金の一打となった。改めて振り返り、「当たっていなくてもいいショットだと思いますが…、入っていないと思います」と笑った。「地元なのでいい成績を出すことができれば恩返しをできると思います」。運も味方に、明日は一気に首位を捉えにかかる。(文・秋田義和)

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