勝率100%の“プレーオフ女王” 稲見萌寧が見せた土壇場の勝負強さ | ゴルフのポータルサイトALBA.Net
リーダーボード
Pos 選手名 Sco 1 稲見萌寧 -5 2 小祝さくら -5 3 ペ・ソンウ -3 キム・ハヌル -3 比嘉真美子 -3 6 岡山絵里 -2 辻梨恵 -2 8 古江彩佳 -1 イ・ミニョン -1 大里桃子 -1 順位の続きを見る
“ここぞ”の勝負強さは折り紙付き 稲見萌寧が今季4勝目を手にした(撮影:岩本芳弘)
<富士フイルム・スタジオアリス女子オープン 最終日◇11日◇花屋敷ゴルフ倶楽部 よかわコース(兵庫県)◇6390ヤード・パー72>
“負けん気”と“冷静さ”。これが稲見萌寧の2週連続優勝を支えた。トータル5アンダーで並んだ好調・小祝さくらを、またしてもプレーオフのすえにくだした。
18番パー4を繰り返す“延長戦”2ホール目。小祝が2打目のバンカーからのアプローチを、しっかりとピンに寄せたことを確認すると、自分のバーディパットに向かった。残りは8メートル。「最後は決めにいきました。これを決めないと勝てないと思った。入らなかったらもう1ホール。すべての体力を使うくらい気合を入れました」。ボールはキレイにカップに吸い込まれる。その瞬間、右手を高々とあげて喜びを爆発させた。
小祝に1打リードの状況で正規の最終18番を迎えたが、3打目のアプローチを2メートルまで寄せたものの決められずボギーを打った。気持ち的にガクッと来てもおかしくないが、「(プレーオフに)“もつれ込んだ”とは思わないようにしました。気分が下がってしまうので」とここで自らを保った。こう考えられたのには、こんな裏付けがある。
ここまでの4勝のうち2勝はプレーオフのすえつかんだもの。今回で3勝目となったが、その勝率は100%だ。本人も「(プレーオフには)自信があります」と言うほど。もともとが“追い込まれると力を発揮する”という性分。今回もプレッシャーがかかる場面に、「さくらさんとのプレーオフは楽しそうだな」と笑顔で向かっていった。
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