中嶋常幸の忘れられない日本OP ジャンボ相手だからこそ見えたゴルフの神髄【名勝負ものがたり】(No.169571) | ツアーニュース | ツアー情報 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net|GOLF情報
強敵撃破のすえにつかんだトロフィー さぞ重かったに違いない(提供:日本ゴルフ協会)
歳月が流れても、語り継がれる戦いがある。役者や舞台、筋書きはもちろんのこと、芝や空の色、風の音に至るまでの鮮やかな記憶。かたずを飲んで見守る人の息づかいや、その後の喝采まで含めた名勝負の舞台裏が、関わった人の証言で、よみがえる。
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第5回は中嶋常幸が「勝った試合の中では」の条件付きで、いの一番に挙げた名勝負。1990年10月7日、北海道初開催となった小樽CCでの日本オープン最終日を振り返る。
2メートルはあったパーパットが、カップへと吸い寄せられるようにグリーンを転がっていく。真っ白なボールがカップに消えた。その瞬間、北の大地を揺るがすような大歓声が、14番グリーンを包み込んだ。
この1発が、勝負の流れをガラリと変えた。ジャンボ尾崎の日本オープン3連覇を阻んだ1打を挙げるとするならば、中嶋が入れたこのパットだということになる。
3日目を終えて中嶋はいったん、勝負をあきらめかけた。首位を明け渡した相手は、ジャンボ尾崎。最終日の18ホールを残しての4ストロークは、絶望的な差に思えたからだ。
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