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“ハガネの女” 畑岡奈紗は叩けば叩くほど強くなる【申ジエに聞く】(No.169537) | ツアーニュース | ツアー情報 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net|GOLF情報

畑岡奈紗の強さは鉄クラス!(撮影:GettyImages)

世界で50勝以上挙げ、海外メジャーは2勝。米韓で賞金女王に輝き、世界ランキング1位となったこともある申ジエ(韓国)。2020年もわずか8試合の出場で2勝を挙げるなど今なおバリバリの実力者だが、その一方で、日本ツアーを愛し、常々「若手の壁になりたい。後輩達に多様な技術を見せるのも私の役目」と話すツアー全体の発展を願う選手でもある。そんなジエに、日本が誇る若手選手たちをどう思うか聞いてみた。

ハガネの女のドライバースイング【連続写真】

今回は日本勢のエースとして米ツアーで奮闘中の畑岡奈紗について。現在の世界ランキングは7位。海外女子メジャー制覇、そして世界ランキング1位になることを目標に、世界トップが集まる最高峰のツアーで戦う身だが、かつて同じ舞台で活躍し世界1位にも君臨したジエは、畑岡をどのようにみるのか。

「渡米して、一からチャレンジして、苦労があってもそれを乗り越えてさらなるチャレンジをしていて、どんどん強くなっています」。16年の「日本女子オープン」で史上初のアマチュア優勝を果たした畑岡はプロ宣言とともに、米QTに出場。すぐに米ツアーに挑戦した。その初年はカルチャーの違い、ゴルフの未熟さなど、何度も涙を流す苦しいシーズンとなったが、そこから見事にはい上がった。

17年は帰国後の日本で女子オープンを含む2連勝。勢いをつけて2年連続で米QTを突破し、臨んだ18年シーズン。米ツアー初優勝を達成すると、瞬く間に世界のトップに入っていった。「アメリカに行くと、何か表現するにしても(日本と)違う。そのなかで自分をアピールしないといけない。言葉もそうですし、自分をたくさん出す練習をしたのだと思います」。

まさに居場所を自分で作り出した畑岡。そんな境遇はジエだからこそ痛いほど分かる。「寂しさを紛らわすために練習し過ぎて体を壊した」というのがジエの経験。ところが、畑岡を見て思うのは、「強い」のひと言。「畑岡選手は、ハガネの強さ。鉄も刀も叩けば叩くほど強くなる。畑岡さんも同じです」。

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