震災から立ち上がったゴルフ場に降りかかった難題“コロナ” 【震災から10年 ゴルフ界の歩み】#あれから私は(No.168749) | ツアーニュース | ツアー情報 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net|GOLF情報
郡山熱海カントリークラブ 美しい景色を見ることができる(コース提供)
東日本大震災ではコースやクラブハウスに甚大な被害を受けた福島県のゴルフ場も、10年が経ち、傷が癒えてきた感がある。
しかい、震災から立ち上がってきているところを昨年の新型コロナウイルス感染拡大の影響で、大きな損失を受けたところも少なくない。密になりにくいとゴルフが脚光を浴びているように見えるコロナ禍だが、コースは再び難局を迎えている。
■郡山熱海カントリークラブ(郡山市)
万葉集にも歌われた名山・安達太良山に連なる安達太良連峰の眺望も楽しめる郡山熱海カントリークラブ(郡山市)は、福島県の中通り(中央)に位置する。支配人の赤井義徳さんは特におすすめのプレー時期について、「落葉樹が多くて、紅葉の季節のプレーが特におすすめなんですよ。紅葉の中でのプレーが人気です」と胸を張り、コースレイアウトの良さから「うちでプレーしたら絶対にうまくなりますよ!」と太鼓判を押す。
2月13日の午後11時過ぎに起きた地震では物が倒れるなどの被害にとどまり、きょう13日の本オープンに支障はない。10年前の震災当日はというと、第一声は「当時は大変でしたね」。翌日のオープンに備えて準備中のところを大地震が襲い、厨房で仕込み中のカレーがあたり一面にこぼれた。耐震性の高い構造のクラブハウスは無事だったものの、特に自慢の9番と18番ホールの被害がひどく、カート道や敷地内の道路も陥没した。自社で復旧に勤しんだが、ゴルフ場へ来る途中の主要道路が土砂災害に見舞われて復旧に時間がかかり、営業できるまでに1カ月以上かかってしまった。
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