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被害額5億円のコースも 東北のゴルフ場の今【震災から10年 ゴルフ界の歩み】(No.168491) | ツアーニュース | ツアー情報 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net|GOLF情報

震災復興ゴルフイベントなどで東北のゴルフを守った(提供:東北ゴルフ連盟)

2011年3月11日に起きた東日本大震災から今年で10年が経つ。あまりに甚大な被害のため、ゴルフ場について報道されることは少なかったが、被災地のゴルフ場も大きな被害を受けた。

宮城県のゴルフコースにも大きな爪痕を残した【写真】

宮城県の三陸沖を震源とする大地震だったが、東北地方のゴルフ場はどんな影響を受けたのか。当時の被害状況やこの10年間の歩みについて、東北ゴルフ連盟・事務局長の後藤博城さんに振り返ってもらった。

2月13日午後11時過ぎ、10年前を思いおこさせるかのように、福島県沖で東日本大震災の余震とみられる地震が発生した。後藤さんによると、東北ゴルフ連盟に加盟する東北6県のゴルフ場では2件の被害が確認され、うち1件が現在もクラブハウスの修復を行っているが、多くのゴルフ場が元気に営業しているという。

10年前の震災当時は岩手、宮城、福島の76のクラブが被災。ひどいところでは被害額が5億近くにのぼりコースの立て直しを断念、東京電力の福島第1原子力発電所事故の影響から閉場に追い込まれたコースもあった。そのためこの10年で加盟するゴルフ場は131件から104件へ減少、「特に震災から数年後に激減が大きかった」と説明する。

閉場したゴルフ場のその後だが敷地面積の広さを生かし、ソーラー発電施設へ転用されるケースが多かった。避難指示区域にあった、福島県富岡町のリベラルヒルズゴルフクラブは付近でも有数の広さを誇り、メガソーラー施設へと姿を変えている。中には経営者が変わり営業形態も変えて再オープンしているところもある。

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