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四面楚歌でも「P・リードよ、胸を張れ」【舩越園子コラム】(No.166130) | ツアーニュース | ツアー情報 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net|GOLF情報

リーダーボード

Pos 選手名 Sco 1 P・リード -14 2 V・ホブラン -9 R・パーマー -9 T・フィナウ -9 H・ノーランダー -9 X・シャウフェレ -9 7 L・グリフィン -8 J・ラーム -8 W・ザラトリス -8 10 A・スコット -7 順位の続きを見る

“疑惑の目”を跳ね返し優勝をつかんだ

“疑惑の目”を跳ね返し優勝をつかんだ(撮影:GettyImages)

ファーマーズ・インシュランス・オープン」をパトリック・リードが制し、通算9勝目を挙げたことが、とても嬉しく感じられる。四面楚歌の中、堂々と勝利をつかみ取ったリードの戦いぶりに、私は心から拍手を送りたい。

胸を張ってグリーンジャケットに袖を通したパトリック・リード

リードのルール上の対処に疑義の目が向けられたのは3日目の10番だった。リードのボールが左ラフに沈み、彼は付近にいたボランティア数人の目撃証言を得た上でボールが土中に埋まったことを確信。ルール(16条3項)に基づいてボールを土中から拾い出し、念のために呼んだルール委員の指示通り、無罰でドロップ。辛くもパーを拾った。

しかし、テレビ中継の解説者やアナウンサーが「この処置は正しいのか?」と疑念を発し、瞬く間にSNS上ではリードがルール違反をしたかのような批判の嵐が巻き起こる。米メディアからも批判的な記事が発信された。

「1バウンドしたボールが、どうやったら土の中に埋まるのか?」、「ルール委員が到着する前に、なぜボールをピックアップしたのか?」などなど。平たく言えば、そうした声は、本当は土の中に埋まっていなかったボールを、さも埋まっていたかのように偽ってフリードロップを得たという疑念、いや決め込みによる批判だった。

その嵐の広がり方は2018年「マスターズ」の際と酷似しており、あのときも今回も、私にはそれがアンフェアに思えてならなかった。

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