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“失格や罰打を撲滅” プロキャディがルール勉強会実施、19年改正ルールのおさらいも(No.165920) | ツアーニュース | ツアー情報 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net|GOLF情報
パソコンの前でルールの勉強をする代表理事の森本真祐さん
『未来を担うプロキャディとゴルフ界の発展に貢献するため、プロキャディの普及、育成、地位向上などを目的』として発足した、一般社団法人日本プロキャディー協会(代表理事:森本真祐)が27日(水)、リモートによるルールの勉強会を行った。勉強会には、日本ゴルフ協会(JGA)から講師を招いて、スライドなどを使って間違えやすいルールなどについて講義が行われた。
2019年1月にルールが大幅に改正されてから2年。プロのツアーでもたびたびルールに関する問題が起きているが、最近ではこの改正にともなうものが増えている。ゴルフはプレーヤー本人が審判。間違った認識で誤った処置をしてしまえばペナルティが科され、ときには競技失格という処分も免れない。
プレーヤー個々人のルールに対する意識が高ければ防げるミスもあれば、複雑だからこそ“勘違い”や“うっかり”というケースでプレーヤーにとって不利な裁定が下されることもある。そんなときに、プレーヤーの味方となってアドバイスできるのがキャディ。そんな理由で今回の勉強会が立ち上がった。プロキャディという立場から、プレーヤーを手助けをするためだ。代表理事の森本さんはこう話す。
「キャディはロープ内で唯一の選手の味方ですので、ルールに精通していたほうがいいと思っています。ルールの間違った処置をしてペナルティを受けるのはもったいないですし、ルールに沿ってプレーヤーが有利に進められることもあります」
プロのツアーを見ていると、処置について確認するために競技委員を呼ぶシーンがテレビにも映し出されることがある。これは、毎度ルールの認識が甘いから呼ぶわけではない。中には、プレーヤーにとって有利に働く裁定があるかもしれないとの思いから、競技委員に裁定を委ねることもある。
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