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キックボクシングで飛距離がアップ? 稲見萌寧が新採用「スイングのスムーズさ生む!」(No.165872) | ツアーニュース | ツアー情報 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net|GOLF情報

キックボクシングの動きをスイングに生かす(撮影:鈴木祥)

昨年の「スタンレーレディス」でツアー2勝目を挙げた稲見萌寧が、27日(水)に自主トレの様子を報道陣に公開した。ここでは今年から新たに取り入れたキックボクシングトレーニングで汗を流す姿を見ることもできたのだが、いったいこれはどんな効果をゴルフにもたらすのか? 稲見と、そのトレーナーで元プロキックボクサーの平野洋平氏に話を聞いた。

これが昨年の稲見萌寧…こう見ると確かに今より細い?

この冬、稲見は「シーズン終盤になると疲れで痩せてくる。(体重は)落ちてはしまうけど、その貯金を作る」ことを目的として積極的にトレーニングに取り組んでいる。開始からまだ1カ月も経っていないが、一緒に行う加重トレーニングや食事改善の効果もあいまって、すでに5キロの体重増加に成功した。

一度体を沈ませ、腰をしっかり回すことを意識しているような動きのなかから、平野氏が構えるミット目がけてパンチ、キックが繰り出される。1ラウンド3分で、これを2ラウンド。加重トレーニングの後に行っていることもあるが、「(3分と聞くと)楽に感じるけど、むっちゃ長い!」という時間が過ぎると、肩で息をし、足もパンパンといった様子だ。

稲見自身は、その練習の効果について「体の回転、腰のキレと瞬発力、上半身のねじれがスイングのスムーズさを生むと思う。これまではアドレスした時に、体が固まって動かないと思いながら打っていたけど、この練習をすることですごく動くようになった」ことを実感している。実際、ヘッドスピードで2m/秒アップ、飛距離で5ヤードアップという効果がもたらされたという。

だが闇雲にパンチ、キックを繰り出すだけでは効果は得られないはず。ここで意識するポイントについて平野氏は、「キックとゴルフのスイングのねじれは似ている。体の軸をまずしっかりと決めないといけません。あとは蹴り足の力をしっかりと腰に乗せる。これをゴルフにも生かせてもらえたら」と話す。

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