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芝質の違い、気候の違いは経験で 服装は「周囲が言うことではない」【岡本綾子に聞く女子ツアー】(No.164957) | ツアーニュース | ツアー情報 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net|GOLF情報

気候、服装、芝質 いずれも自分で判断すること(撮影:GettyImages)

日本選手が19人も出場した2020年全米女子オープンをテレビ観戦していた方には、日本との芝の違いが感じられたかもしれませんね。バミューダ芝のグリーンも難しかったと思いますが、今回はフェアウェイやラフに使われていたティフトン芝についてお話ししたいと思います。

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舞台となったチャンピオンズゴルフクラブは、テキサス州ヒューストンにあります。通常の6月ではなく、12月に延期され、日本選手はあまり経験したことのない枯れて色の変わったティフトン芝でのプレーを経験することになりました。

ティフトンというのは本当に難しい芝です。特に男子に比べると非力な女子選手には…。しっかりと張っている根もさることながら、曲者なのは長い茎です。12月ですから、葉は黄色くなりかけていた部分もあったようですが、茎はしっかりしています。それが長ければ長いほど、ボールが沈みやすい。ボールに対してどのクラブのヘッドがどんな角度で入るのか。フライヤーになったり、ドロップしたり、右や左にボールが出るなど、意図していない球筋になってしまうケースが多いので、それを見極めなければなりません。

正直に言って、これに対応するには、経験しかありません。「どうやって打つか?」と考えるのではなく、打ってみること。ショートアイアンならこの角度、ユーティリティならこうして払うように、などと、試行錯誤をひたすら繰り返すしかないのです。ティフトン芝の茎部分の密集度が高ければ高いほど、経験値が必要になります。俗に言う“引き出し”に打ち方を入れていかなければならないのです。

ゴルフを長くやっていればいるほど、この芝でこういう打ち方をすれば、どういう球が出てキャリーがどれだけ出るか、などがわかるようになるというわけです。

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