幻の首位スタート 2020年、松山英樹の最後の“握手”【2020カメラマンが見た名シーン】(No.164924) | ツアーニュース | ツアー情報 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net|GOLF情報
ツアー会場での握手 当たり前のことがなくなった(撮影:岩本芳弘)
コロナ禍の中で終えた2020年は、世界各ツアーが中止、中断、延期を余儀なくされた。試合数こそ少ないものの、今年も各試合でさまざまなドラマが誕生。その中から印象に残った名場面を、現場カメラマンが選定した。今回は松山英樹の“幻”の首位スタートを撮影した岩本芳弘カメラマンが、コロナ初期を回顧する。
いまでは、ラウンド終了後に同伴プレーヤーと握手をする光景はない。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、当たり前に行われてきたことがツアー現場からも消えた。その一つが“握手”だと岩本カメラマンが振り返る。
3月、コロナが世界的に流行し始めたとき、米国フロリダ州にいた松山英樹が「ザ・プレーヤーズ選手権」の初日を9アンダーでスタート。大会コースレコードのビッグラウンドに現地も沸いた。そして、そこで松山の快進撃を撮影していたのが岩本カメラマンだった。
「その週もプロアマ中は子供達と触れ合い、たくさんのギャラリーに応えていました。ホールアウト後には握手。でも今まで当たり前であった光景がこの日を境に無くなりました」
1日何万人も動員するPGAツアーの熱気は、このプレーヤーズ選手権初日が最後となった。2日目以降の中止が発表されると、松山の首位発進は幻となり、その後は6月まで全日程が中止という異例の事態に追い込まれた。
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