ジャパンゴルフツアー選手会通信:コロナ禍で生まれた課題、「平等感」と「納得感」を突き詰めた最終戦ゴルフ日本シリーズJTカップ(No.163286) | ツアーニュース | ツアー情報 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net|GOLF情報
今年のJTカップに至るまで、様々な課題があった(撮影:鈴木祥)
いよいよ年内のジャパンゴルフツアーもラストゲーム、今週開幕の「ゴルフ日本シリーズ JTカップ」のみとなりました。例年であれば本大会に出場できるのは、シーズンの優勝者や賞金ランキング上位者など、選ばれし30名だけのエリートフィールド。賞金王争いも佳境を迎える中、賞金総額は1億3000万円とビッグボーナスがかかる最終決戦です。
しかし、今年はコロナ禍の影響を受け、試合の中止が相次ぎ、実施できたのは海外でのひと試合を含め5試合のみ。シーズンは2021年と統合となり、その状況下で最終戦をどう行うかが大きな課題となりました。今回はゴルフ日本シリーズ JTカップ開催に向けての舞台裏をお届けします。
■今年は“平等”が難しい… 出場資格・人数はどうするか?
記者「ゴルフ日本シリーズ JTカップ開催に向けて、一番課題となった部分はどこでしょうか」
池田事務局長(以下、池田)「これはあくまで選手会という立場での話ですが、大会の出場資格や人数をどうするかという点です。今年は通常どおりの1年ではなかったので、わずか5試合の成績をもとに30名のフィールドで行うのは平等ではない、公平性を欠くのではという思いを持った選手も少なくありませんでした。そのため、選手全員がフェアにという観点から出場人数を増やして60〜70人で行うという案が当初は出ました。シーズンが統合されたとはいえ、今年最後の大会であるのも間違いない。これまでこの大会が作ってきた歴史や、本当の意味での最終戦という、この大会ならではの特別な格式を継承し守りたいという大会側の意向があり、出場人数は30人に決定しました。
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