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“喜び”そして“失意”も経験 折れかけた心から立ち直った河本結の3カ月(No.160385) | ツアーニュース | ツアー情報 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net|GOLF情報

海外メジャーも経験 河本結の夏場3カ月を振り返る(撮影:GettyImages)

昨年、小さいころからの「夢」と語っていた舞台に挑むことを決断し、それを実行に移したのが“黄金世代”の一人、河本結だ。国内ツアーが佳境を迎える昨年秋に今シーズンの米国ツアー出場権を得るために渡米し、Qシリーズ(予選会)を受験。見事9位で通過し海外挑戦の扉をこじ開けた。長い米ツアー転戦を経た河本は、来週の「樋口久子 三菱電機レディス」から国内ツアーに出場予定。どのような活躍をみせてくれるだろうか。今回は今季の夏以降の戦いぶりを振り返る。

真っ赤なドレスで大人の雰囲気をまとう河本結

新型コロナウイルスによる中断期間中は日本へと戻り、6月28日に最終日が行われた国内ツアー開幕戦「アース・モンダミンカップ」で17位タイという成績をおさめた河本は、再び米国で戦う準備もすでに進めていた。そして7月14日、羽田空港から再渡米した。

国内ツアーのシード権も持っているため、もう少し日本で状況を見守ることもできた。しかし「もちろんコロナは怖い。でも、どうしたいかを考えたらアメリカに行きたかった」と、このタイミングで夢へのリスタートを切ることを決断。“志”と“大量のマスク”を持って機上の人になった。

現地到着後は2週間の自主隔離期間を経て、ツアーの中断明け初戦となった7月31日開幕の3日間大会「LPGAドライブ・オン選手権」に臨んだ。そして、ここでいきなり優勝争いに加わる。初日を首位と4打差の2アンダー・8位タイで滑りだすと、かつて「全米オープン」など男子のメジャー大会も開かれた難コースで2日目も一つ伸ばして、トップとの差を2打に縮めた。

しかし4位からスタートした最終日は前半にダブルボギーを叩くなど、なかなか伸ばせない展開のなかガマンを続けた。最終的には優勝したダニエル・カン(米国)に4打差をつけられるトータル3アンダー・4位に終わったが、それでも米初優勝を期待させるのに十分なゴルフは続けた。「自分の精神力も、経験も、技術力も上げていかないといけない。優勝できるように強くなっていきたい」。この気持ちをさらに強くする3日間となった。

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