DJ、16億円の勝利の価値はプライスレス【舩越園子コラム】(No.156656) | ツアーニュース | ツアー情報 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net|GOLF情報
ついに年間王者となったDJ(撮影:GettyImages)
米ツアー最終戦のツアー選手権は、2位に5打差をつけて最終日を迎えたダスティン・ジョンソン(米国)が、そのまま独走して圧勝すると見られていたが、蓋を開けてみれば、圧勝でも楽勝でもなく、手に汗握る熾烈な優勝争いと化していった。
青木功とダスティン・ジョンソンは似てる!?井上透が解説【連続写真】
ジョンソンは前半で3バーディを奪った直後に7番、8番で連続ボギー。一方、2位から出たザンダー・シャウフェレとジャスティン・トーマス(ともに米国)は着々とスコアを伸ばし、ジョンソンとの差を3打へ、2打へと縮めていった。
後半へ折り返したあたりでは、ジョンソンには明らかに「追われる者」の辛さが見て取れた。が、彼がその辛い流れを断ち切ったのは13番。寄せ切れずに残した6メートルのパーパットを見事に沈めてたあのとき、ジョンソンは自信と冷静さを取り戻し、流れを再び引き寄せたのだと思う。
逆に、シャウフェレとトーマスは、ジョンソンを追いかける立場にありながら、しかし捨て身の猛追をかけることができず、彼らもまたプレッシャーを感じていた。
3年前、ツアー選手権初出場にして勝利したシャウフェレは、このイーストレイクで勝つ味を知っている。そのとき大会では2位に甘んじながらも総合優勝に輝いたトーマスは、フェデックスカップ・チャンピオンの味を知っている。知っているからこそ、再び求めてしまう美酒の味。それが見えないプレッシャーとなって2人にのしかかった。
X(Twitter)をフォローしよう
Follow @ssn_supersports
Follow @ssn_supersports