渋野日向子が出場する海外メジャー第2戦は、45度の酷暑の戦いを予想 キャディのカート可に(No.156254) | ツアーニュース | ツアー情報 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net|GOLF情報
「ANAインスピレーション」では優勝者が18番グリーン横の池に飛び込むのが恒例行事となっている 今年は水温を気にせず飛び込める!?(撮影:GettyImages)
8月、「AIG女子オープン」では強風の厳しいコンディションでの戦いだったが、今季メジャー2戦目の「ANAインスピレーション」(9月10〜13日・米カリフォルニア州)は“熱波”の戦いになる。そんな天候を危惧した米国女子ツアーは3日、各選手らに「本戦でもキャディがカートを使用できる」とメモを送った。例年3月下旬〜4月初旬に開催される同大会だが、今年は延期されたことで様変わりする。
カリフォルニア州、ロサンゼルスから東へ2時間ドライブしたパームスプリングスは、“避寒地”としてハリウッドスターに愛される土地。砂漠の中のオアシスは冬も日中は25度と暖かいが、一方で夏は40〜45度にも達してオフシーズン。さらに湿気がないためドライヒート、発汗もしないことが選手、キャディの健康が危惧される要因となった。
また開催コースのミッションヒルズCC・ダイナショア・トーナメントコースではタイミング悪く100本以上の木が伐採、木陰も少なくなった。
練習ラウンドでは選手もカートに乗ることができるが、本戦はキャディのみ。また今季は米国女子ツアーが採用しているルール、キャディなしも可で手引きカートの使用も認められている。また米国女子ツアーでは1500本のクーリングタオルを用意し、選手、キャディ以外にオフィシャル、ボランティアにも配るという。
ちなみに同会場では以前、同じ9月にQスクールの一次予選が行われていて、宮里藍、宮里美香も当地で受験、熱波の中での予選をともに突破している。
今年は米国女子ツアーを主戦場とする畑岡奈紗、野村敏京、上原彩子、河本結に加え、渋野日向子も参戦。日本の暑さとは違う熱波の中での戦い、新型コロナウイルス感染の不安もある中だがしっかりと暑さ対策も組んで臨んで欲しい。(文・武川玲子=米国在住)
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