松山英樹、第5のメジャーに向け「鬼練」できっかけをつかみ「カッコいいパターが届いたので投入しようかな」
「鬼練」できっかけをつかみ、明るい表情の松山英樹。第5のメジャー開幕に備えます(撮影:GettyImages)
<ザ・プレーヤーズ選手権 事前情報◇10日◇TPCソーグラス(フロリダ州)◇7189ヤード・パー72>
今週は第5のメジャーとも呼ばれる「プレーヤーズ選手権」。前週の決勝ラウンドで「80」「77」を叩いた松山英樹は、日曜日に居残りで「鬼練習」。浮上への新たなきっかけを手にし、リラックスムードでインタビューに応じた。以下、記者とのやり取り抜粋。東日本大震災からちょうど9年目、新型コロナウイルス、新作パターなど話題はさまざまだ。特に、先週はマレット型ではなく、ブレード型だったため、新兵器の中身が気になるところ。
——先週は珍しく調子を崩したが、今日練習ラウンドしてどう?
最高です!(笑)
——何かきっかけが?
日曜日終わって、遅くまで練習して、何か悪かった原因が少しわかったような気がしたので、まあどうかなって感じ。
——日曜日に終わってからどのように過ごした?
はい。鬼の練習をして来ました。
——日曜日も?
はい。昨日はあんまりやっていないですけど、日曜日は時間があったんで、終わっても暇だったんで、ずっと練習しました。まあ、どうですかね。いいところも徐々に良くなりつつあると思うけど、ちょっとしたズレが大きなズレになっているので、ちょっとを直したところで大きなズレになってしまっているんで戻すのは大変。
——気分的には、落ち込む日曜日の朝からはちょっとずつ盛り上がっている?
いや、もう日曜日の夕方には元気になっていた。練習してちょっと良くなりそうだったんで。きっかけがあれば元気にはなる。
——自分でなにかこうかな?というのが見つかった?
まあ、それは試合になってみないと分からないですよね。良いと思っていても悪くなると違うと思うので。
——ちょうと日本は3月11日ですが?
あ、そうだ。今日だ……。9年?早いですね。9年も経ってしまいましたね。早いなぁ……9年経ったらコロナが出てくるし……。
——不安な状態だった。
ちょうど日本に居なかった。オーストラリアに居た。あのときに見た光景はすごかったし今でもね、やっぱり復興していないところもある。何か良い成績を出してそういう人たちが元気になればなと思いますけど、何かできることって僕たちが寄付したところで微々たるもの。試合で頑張って応援してくれている人が元気になれば一番いいと思う。
——9年という歳月は?
早いですね。プロになってPGAツアーの選手になっているとも思っていなかった。それはすごくうまく行ったといえば行ったと思う。早いですね。ガリガリから太りましたね…(笑)
——仙台に行けば爪痕のようなものは?
今はもう、震災の酷かった地域、大学のほうはあんまりもともとそこまでひどくなかった。空港の近くとかにいけばすごかったし、今も痕は残っている。そういうところを見るとまだまだなんだなと思う。逆に復興しないほうが、もとに戻ってしまうと。忘れないためにもというのは感じるけど、そこに居た人たちにとってはダメなことかもしれない。僕はその場に居なかったから言えることかもしれない。
——今また試合がなくなったりとかが続き、米ツアーも少し不安。何か気をつけていることはある?
ないです!気をつけていてもかかる人はもうかかっている。日本でも。かかっている人がいればどうしようもない。ツアー選手でやっている以上、家の中にずっと居るわけにはいかない。だから気をつけたところで、ここに誰か居たらみんな感染すると思うのでそういうのはキリがないと思うので、普通の生活をしていて何も起こらないことを祈るしかない。
——今日は新しいパター?
今日届きました!カッコいいパターが届いたので投入しようかなと(笑)
——いろいろとお試し中?
そうですね。入らないんで……、何を使おうかなと。
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