レバンガ北海道躍進の立役者となった富永啓生、得点ランクも6位に浮上!

写真:アフロスポーツ

富永啓生(写真:アフロスポーツ)
12月28日、B1リーグ第17節「レバンガ北海道対京都ハンナリーズ」の一戦が行われ、99-92でレバンガ北海道が勝利した。

レバンガはこの試合の勝利で11連勝となり、最高の形で2026年を迎えることになった。

エースの富永啓生は25分50秒の出場で19得点(3ポイントは4本成功)とチームの勝利に貢献した。

今シーズンここまで22勝しているレバンガは、低迷した昨季の勝利数をすでに上回っている。

日本トップクラスのSGであることを証明している富永

B1リーグ初参戦となる富永は、昨シーズンNBAの下部リーグにあたるGリーグでプレーしていたが、NBAのチームと契約が叶わなかっただけでなく、Gリーグでもそれほど多くのプレー時間を得られなかった。

日本代表としても存在感を示せず、「NBAに挑戦するレベルではないのでは?」といった厳しい意見も多かった。

しかし、B1リーグでのプレーはまさに「日本を代表するSG」そのものであり、NBA挑戦を口にしても良いレベルだ。

得点ランクでは日本人選手トップとなる6位(18.8得点)につけている。

毎試合タイトなディフェンスをされるため3ポイントの成功率自体は35.5%と低めだが、大事な場面に決め切るシーンは多い。

さらにその圧倒的なオーラ(スター性)がレバンガにポジティブな影響を与えてもいる。

11連勝となった京都戦では、最終クォーター残り1分、91対90の場面で訪れた京都のフリースローの場面で本拠地の観客を煽るジェスチャーを見せた。

観客たちの声援は大きくなり、結果的に京都のジョーダン・ヒースは2本ともフリースローを外すことになった。

富永のこの観客への煽りはプレーには関係ない仕草だったが、勝敗を分ける大きな行動だったといえるだろう。

プレーの質だけでなくその存在感でも試合に大きな影響を与えている富永は、間違いなく日本トップクラスの選手だ。

日本代表のエースになれる逸材であり、NBA再挑戦も今後期待できる。

年末年始を挟み1月3日から再開されるB1リーグ。

果たしてレバンガの快進撃は今後も続くのか。

そして富永は平均得点を伸ばしレバンガを強豪チームに押し上げることができるのか。

今後の活躍に期待だ。