
「男子バスケ日本代表」瀬川琉久のポテンシャルの高さと河村勇輝を超えるためにすべきこと
瀬川琉久(写真:アフロスポーツ)
Bリーグの最優秀インプレッシング選手に選出された瀬川琉久(18)の存在感が日増しに高まっている。
3月に高校を卒業したばかりの瀬川は、高校在学中に千葉ジェッツに加入するとコンスタントに活躍し、富樫勇樹の負傷離脱後の4月中旬以降はスターターの座を勝ち取っている。
さらに若手選手中心に行われた日本代表のディベロップメントキャンプにも選出された。
5月30日には2025-2026シーズンの選手契約継続(特別指定選手プロ契約)が千葉ジェッツより発表されているなど、日本バスケ界期待のPGとして存在感が増しているのだ。
瀬川琉久の実力とポテンシャル
瀬川琉久(せがわ りく)
生年月日:2006年8月14日(18歳)
身長:184㎝
ポジション:PG
出身校:東山高等学校
所属チーム:千葉ジェッツふなばし
プレースタイルは「スコアリングガード」で、ハンドリングも上手く3ポイントも打てる。
さらに日本におけるPGとしては大きめな184㎝の身長を活かしインサイドでも得点を奪える。
プロに加入しても怖気づくことなく積極的に得点を狙いに行く気持ちの強さがあるため、多くの失敗を経験に変えていけるという意味では、ポテンシャルも高いといえるだろう。
瀬川琉久が河村勇輝を超えるためにすべきこと
瀬川琉久が来シーズンすべきことは、契約延長を発表した富樫勇樹を超えることだろう。
富樫は32歳と年齢では瀬川の大先輩にあたるが、実力社会であるプロの世界では遠慮する必要はない。
得意のハンドリングやシュート力に加えフィジカルを強化することで、富樫にはないストロングポイントを持つPGとなれるはずだ。
ただし、もしも富樫からPGのスターターを完全に奪えたとしても、日本にはまだ河村勇輝というエースPGがいる。
河村は24歳と若いゆえに、瀬川が日本代表のスターターとしてプレーするためには必ず超えなければならない存在となる。
そのために瀬川がすべきことは、Bリーグで圧倒的な実績を残しNBAの舞台でプレーすることだ。
BリーグでMVPやベストファイブ、新人賞などを受賞しアメリカに渡り、河村はNBAのコートに立った。
そんな河村から日本代表のPGのポジションを奪うためには、同じような実績と「NBAプレーヤー」という肩書が必要となるはずだ。
瀬川自身も「河村勇輝選手の背中を追っていきたい」と強く意識している。
プレー面の成長だけでなく英語の勉強を始めるなど虎視眈々と準備も進めている。
日本代表をさらに強くする可能性のある瀬川琉久の今後の活躍を期待しよう。
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