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髙田真希(写真:アフロスポーツ)

バスケットボール女子日本代表、世界ランク3位のオーストラリアに2連勝!パリ五輪金メダルの獲得のカギは3ポイント

髙田真希(写真:アフロスポーツ)
バスケットボール女子日本代表は、6月21日に行われたオーストラリアとの国際強化試合第2戦を95-87で勝利した。

第一戦と併せ世界ランキング3位の強豪に2連勝し、メダル獲得が現実的な目標であることを証明した。

速さとアウトサイドの強さを活かし金メダルを目指す

バスケットボール女子日本代表は、2021年に行われた東京オリンピックでチーム一丸となったプレーと高いシュート精度を武器に次々と強豪国を撃破し、銀メダルを勝ち取った。

これは日本バスケット史上初めてのオリンピックでのメダル獲得であり、まさに快挙であった。

日本代表は3年経った現在でも世界と戦える戦力を維持できている。

世界ランキングは9位だが、上位国との実力差はそこまで大きく離れていない。

それは今回のオーストラリア代表との2連戦で証明できたといえるだろう。

オーストラリア戦でも43.6%という高い3ポイント成功率を叩き出しており、速さとシュート力など高さや身体能力で劣る部分をカバーできる強さを持っている。

世界に誇る絶対的なスターは不在だが、Wリーグで2年連続となるMVPを獲得したセンター髙田真希らベテランを中心に実力者は揃っている。

特に髙田真希は、185㎝というサイズを活かしたセンターでありながら3ポイントの成功率も高いという特徴を持っており、パリオリンピックでも成功率50%を目指すと公言している。

現在は最終メンバー12人の発表前だけに16名の候補者たちは仲間でありライバルでもあるが、最終メンバーが発表された後は確実にゆるぎない結束で世界に立ち向かっていくはずだ。

しかし、金メダルを狙うとなるとなかなか難しいのが現実だ。

なぜならば、アメリカ女子代表が出場するからだ。

アメリカ女子代表は、オリンピック7連覇中の絶対王者であり、世界ランキングは1位となっている。

そして、パリオリンピックではそんなアメリカと1次リーグ初戦で対戦することとなっている。(7月29日)

2戦目は世界ランキング19位のドイツ代表との試合(8月1日)となるため勝利の可能性はあるが、3戦目は世界ランキングで格上のベルギー(6位)との試合(8月4日)となるだけに、準々決勝進出は簡単ではない。

果たして得意の速さとアウトサイドシュートの精度で金メダルを掴み取ることができるのか、その活躍に期待しよう。

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