「パリ五輪バスケ男子」いよいよ運命のブラジル戦!八村塁負傷離脱も勝利すれば得失点差で準々決勝進出の可能性あり!
河村勇輝(写真:西村尚己/アフロスポーツ)
8月2日18時(日本時間)、パリオリンピックバスケットボール男子競技グループB「日本代表対ブラジル代表」の一戦が行われる。
日本代表はエースの八村塁が怪我のためチームを離脱すると発表したが、決して諦めるわけにはいかない。
なぜならば、まだ準々決勝進出の可能性が残されているからだ。
世界ランキング12位のブラジル相手に勝利なるか
48年ぶりに自力でのオリンピック出場を決めた日本代表は、下馬評でも最も弱い国として認知されていた。
しかし、本番が始まるとその評価は一変する。
世界ランキング上位のドイツ代表とフランス代表に敗れたのは事実だが、どちらの試合も善戦しており特にフランス戦では試合終了間際までリードするほどだった。
NBAも注目するPGの河村勇輝が際立った活躍を見せており、NBA経験者の八村塁と渡邊雄太、帰化選手のジョシュ・ホーキンソンなど確かな実力を持った選手が揃っているため、「史上最強」とも称されている。
ベストメンバーで臨めれば、世界ランキング12位のブラジル相手にも勝利できる可能性がある。
日本バスケ界もそうしたレベルになってきたわけだ。
ただし、その「ベストメンバー」は組めなくなった。
なぜならば、八村塁が怪我による離脱を発表したからだ。
インサイドでもアウトサイドでも存在感抜群の八村を欠くということは、大幅な戦力ダウンを意味する。
正直なところ八村の離脱によってブラジルに勝利する確率は極めて低くなったと言わざるを得ない。
それでも決して諦めてはいけない。
4年後、8年後、12年後の男子バスケットボールを考えれば、パリオリンピックで準々決勝進出することが大きな意味を持つことになるからだ。
仮にブラジルに敗れたとしても、八村塁不在で善戦できれば、間違いなく今後に繋がる敗戦となるはずだ。
ブラジルに勝利するためには、誰かしらヒーローが現れなければならない。
河村勇輝や富樫勇樹、渡邊雄太、ジョシュ・ホーキンソンといった選手たちがこれまで通りの活躍を見せることを前提として、比江島慎や馬場雄太、渡辺飛勇、富永啓生といった選手のいずれかが覚醒する必要がある。
果たして日本はブラジルを破り得失点差で他のグループの3位を上回り準々決勝進出に進出できるのか、激戦必至の戦いに注目だ。
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