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「NBAの八村塁」を日本で見るチャンス 「NBAジャパンゲーム」の歴史と魅力

NBA4年目を迎える八村のプレーに注目

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対するウィザーズは首都ワシントンを本拠地にし、サウスイースト・ディビジョンのイースタン・カンファレンスに所属している。1961年創設のチームには“バスケットボールの神様”マイケル・ジョーダンが2000年に共同オーナーに就任。当時2度目の現役引退をしていたジョーダンが復帰を果たし、2003年までプレーしていた最後の所属チームである。ワシントン・ブレッツ時代の1977-78年シーズンに唯一のNBAチャンピオンに輝いており、2021-22シーズンはイースタン・カンファレンスで12位となっている。

そんなウィザーズで、日本人史上初めてのドラフト1巡目指名選手としてプレーするのが八村である。富山県出身の24歳はアメリカの名門ゴンザガ大学から2019年にウィザーズに、ドラフト1巡目(全体9位)指名を受けて入団した。ルーキーイヤーには48試合に出場しNBAオールルーキーセカンドチームに選出。2年目の2020-21シーズンには日本人で初めてプレーオフ出場を経験し、昨季はフィールドゴールの成功率、3ポイントの成功率を向上させるなど年々成長を遂げている。4シーズン目を迎えさらなる飛躍を誓うシーズンで、日本のファンにどのようなプレーを見せるかは今回のジャパンゲームズ における最大のポイントだ。

3年ぶりに行われる『NBAジャパンゲームズ』は、カリーをはじめとした“スター軍団”ウォリアーズと日本が世界に誇る若きスター、八村擁するウィザーズという日本のファンにとって多くの見どころを含んでいる。今回のプレシーズンゲームはどのような影響を日本のファンににもたらし、その勇姿を人々の記憶に焼きつけるのか。世界トップレベルの選手たちが見せる夢の競演に期待したい。

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