
シェイ・ギルジャス・アレキサンダー(写真:AP/アフロ)
11月8日、NBA「サクラメント・キングス対オクラホマシティ・サンダー」の一戦が行われ、101-132でサンダーが勝利した。
前々日に行われたトレイルブレイザーズ戦で今シーズン初となる敗北を喫していたサンダーだったが、このキングス戦は31点差をつけるなど圧倒した。
ジェイレン・ウィリアムスを欠きながらもハイペースで白星を重ねるサンダー
サンダーはプレー可能な30歳以上の選手がアレックス・カルーソのみと非常に若いチームだ。
昨シーズンMVP&得点王のシェイ・ギルジャス・アレキサンダー(以下SGA)を中心に実力と勢いのある若手選手が集まっており、NBA2連覇が期待されている。
しかし、昨シーズン21.6得点5.1アシスト5.3リバウンドを記録したジェイレン・ウィリアムスを怪我で欠いており、ベストな状態ではない。
さらに昨シーズンの王者ということで、全チームから研究される存在となっている。
サンダーはそんな状態の中でも今シーズン9勝1敗と圧倒的な強さで白星を重ねているわけだ。
キングス戦もエースのSGAが30得点を挙げたが、この試合はセンターのアイザイア・ハーテンシュタインがMVP級の活躍を見せた。
33得点19リバウンドと得点だけでなく空中戦をことごとく制し、チームの圧勝に大きく貢献した。
サンダーが圧倒的な強さを誇っている大きな理由の1つは、SGAやハーテンシュタインを抑えれば良いというわけではないことだ。
チェット・ホルムグレンは平均20.6得点を挙げており、アイザイア・ジョーも17.3得点、エイジェイ・ミッチェルも16.7得点と5人以上15得点以上が期待できる得点源がある。
20代前半の選手が多くスピードとスタミナは他のチームよりも高く、一度勢いに乗ってしまうとなかなか止められないのが強みだ。
さらに昨シーズンNBAを制したことによってチームとしての経験値も高まっている。
そのため最終クォーターまで接戦だったとしても勝ち切れるケースも増えてきている。
ジェイレン・ウィリアムスの復帰はもう少し先になりそうだが、彼が復帰を果たせば間違いなくNBAでもトップクラスの戦力となり、連覇も現実的な目標となるだろう。
果たしてサンダーの勢いはこのまま続いていくのか、引き続き注目だ。
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