
ルカ・ドンチッチ(写真:AP/アフロ)
NBAチャンピオンを目指すロサンゼルス・レイカーズが、ラストピースを手に入れる可能性が高まった。
7月20日(日本時間)、NBAのロサンゼルス・レイカーズはウィザーズからバイアウトされる予定となっているマーカス・スマート(31)と契約すると米スポーツ専門局『ESPN』が報じた。
レイカーズにとってディフェンスのスペシャリストの加入はまさに「待望」とも言うべき補強となる。
新エースドンチッチからのラブコールで移籍決断か
2020年、2022年、2023年と3度のハッスル賞と2019年、2020年、2022年の3回のオールNBAディフェンシブファーストチームとディフェンス能力の高さが最大の魅力となるマーカス・スマートだが、レイカーズの新エースであるルカ・ドンチッチから直接連絡があり口説かれたことで移籍を決断したようだ。
レイカーズはロスターを空けるためにシェイク・ミルトンとの契約を解除する見込みだ。
マーカス・スマート加入なら「優勝を目指せるチーム」が完成する
ドンチッチとレブロンという2大スターが在籍するレイカーズは、八村塁やオースティン・リーブス、この夏獲得したセンターのディアンドレ・エイトンと実力者が揃っている。
この戦力だけでもプレーオフをある程度勝ち進めそうだが、残念ながらNBAチャンピオンを目指せるチームとはいえない。
その大きな要因となるのが、「ディフェンスの弱さ」だ。
ドンチッチやレブロンは毎試合25点以上(コンディションの良い試合では30点以上)取ることができ、リーブスも20得点を計算できるほどオフェンス力が高い。
しかし、3人はディフェンスに難があるプレーヤーでもあるため、どうしてもチームとしてのディフェンス力は低くなってしまう。
そこで多くのファンが求めていたのが、「ディフェンスのできるガード」の加入だ。
エイトンが加入したことで「高さ」を加えられたレイカーズだが、ディフェンスのできるガードが加われば非常にバランスの良いチームへと生まれ変わる。
そう、NBAチャンピオンを本気で「目標」と公言できるほどのチームになれるのだ。
マーカス・スマートのレイカーズへの加入はまさに「ラストピース」だといえる。
新たなシーズンは名門復権の予感が漂う。
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