スーパーMAX契約のSGAとエース級に成長したJ-dub、契約延長のC・ホルムグレンなど王者サンダーに死角なし!

ジェイレン・ウィリアムズ(写真:AP/アフロ)

ジェイレン・ウィリアムズ(写真:AP/アフロ)
NBAは移籍情報が日々発信されているが、来シーズンも王者オクラホマシティ・サンダーが最もチャンピオンに近い存在であるのは間違いないだろう。

盤石の体制で臨むサンダーはNBA連覇の可能性も十分あると判断できる。

サンダーは主力残留でNBA連覇も現実的な目標に

7月2日にはサンダーのエースであるシェイ・ギルジャス・アレクサンダーが4年間総額2億8500万ドル(約430万円)という巨額の契約延長(スーパーMAX契約)に合意したと『ESPN』が報じた。

さらに7月9日にはチェット・ホルムグレンが5年最大2億5000万ドル(約362億円)という巨額契約延長に合意したと同じく『ESPN』が報じている。

サンダーはレギュラーシーズンにおいて68勝14敗(勝率.829)という圧倒的な成績を残し両リーグトップの勝率を打ち立てた。

プレーオフでもナゲッツや決勝の相手であったペイサーズには苦戦したものの、見事NBAチャンピオンに輝いている。

シェイ・ギルジャス・アレクサンダーがスーパーMAX契約を結びホルムグレンも契約延長を果たしたことで、来シーズンも主力が欠けることなく戦える。

シェイ・ギルジャス・アレクサンダー 27歳
ジェイレン・ウィリアムズ 24歳
チェット・ホルムグレン 23歳
アイザイア・ハーテンスタイン 27歳
ルグエンツ・ドルト 26歳
アイザイア・ジョー 26歳
アーロン・ウィギンズ 26歳
ケイソン・ウォレス 21歳

アレックス・カルーソは31歳だが、上記のように主力の多くが20代であることから、今シーズンの経験により来シーズンはさらにチーム力がUPすることだろう。

特にジェイレン・ウィリアムズは、2022-2023シーズンが14.1点、2023-2024シーズンが19.1点、2024-2025シーズンが21.6点と明らかにオフェンス面で急成長しており、アシストの数字も大きく伸ばしていることからも試合への影響力が飛躍的に伸びていることがわかる。

得点王とシーズンMVP、ファイナルMVPを獲得したシェイ・ギルジャス・アレクサンダーという絶対的なエースがいるチームにジェイレン・ウィリアムズという新たなエース級プレーヤーが誕生したことで、そのオフェンス力はNBA屈指となった。

ハーテンスタインとホルムグレンという2人のビッグマンもおり、それ以外にも複数のグッドプレーヤーがいることから、まさに「つけ入る隙のない(死角のない)チーム」となっている。

果たしてサンダーは2016-2017、2017-2018に優勝したウォリアーズ以来となるNBA連覇を果たすことができるのか。

ライバルチームたちも着実に補強を進めているが、サンダーが「王朝」を築く予感が漂う。