
シェイ・ギルジャス・アレキサンダー(写真:AP/アフロ)
6月20日(日本時間)、NBAファイナル第6戦「インディアナ・ペイサーズ対オクラホマシティ・サンダー」の一戦がペイサーズのホームであるゲインブリッジ・フィールドハウスで行われる。
第5戦ではペイサーズのエースであるタイリース・ハリバートンがふくらはぎを痛めるアクシデントがあり、3勝2敗と勝ち越しているサンダーが圧倒的有利な状況となっている。
絶好調のJ-Dubと得点王&MVPのSGAにツインタワーと付け入る隙のないサンダー
ペイサーズもベンチメンバーを含め誰もが点を取れて誰もがハードなディフェンスができる「全員バスケ」でインパクトある戦いを披露してきたが、ファイナル終盤にきて地力の差が徐々に出始めている。
サンダーはシーズン得点王とMVPのシェイ・ギルジャス・アレクサンダー(SGA)が圧倒的な存在感を放つだけでなく、セカンドオプションであるはずのジェイレン・ウィリアムズ(J-Dub)が第5戦で40得点を奪う大活躍を見せている。
さらには216㎝のチェット・ホルムグレンと213㎝のアイザイア・ハーテンスタインというビッグマン2人がいることでペイント内の強さも実現しているのだ。
第5戦ではある程度シェイ・ギルジャス・アレクサンダーを温存しながらもジェイレン・ウィリアムズを軸に戦う時間があるなど、疲労の面でもペイサーズよりも有利な状況だといえる。(SGAが37分57秒、J-Dubが35分10秒)
ペイサーズはパスカル・シアカムが28得点と孤軍奮闘するものの、やはりエースのハリバートンが怪我でパフォーマンスを落としている状態ではサンダーに太刀打ちするのは難しい。(ハリバートンは第5戦4得点6アシスト7リバウンド)
ハリバートンはFGと3ポイントの両方を1本も決めることなく得点はフリースロー4本のみであり、第6戦まで1日空くとはいえ完全に回復させるのは不可能であることから、ペイサーズは圧倒的不利な状況だとい判断できる。
ペイサーズの唯一の救いはホームで行われる試合であることだが、エースのSGAとセカンドオプションのJ-Dub、安定のビッグマン2人という盤石の体制で第6戦に臨めるサンダーが勝利をものにする確率は極めて高いといえるだろう。
果たしてサンダーは勢いのままにNBAチャンピオンに登り詰めるのか、それともペイサーズが奇跡の逆転劇でここからチャンピオンになるのか。
運命の第6戦に注目だ。
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