
八村塁&レブロンのコンディション不良の不安を解決するコネクトという選択肢
ダルトン・コネクト(写真:AP/アフロ)
いよいよ佳境を迎えた今シーズンのNBAだが、ウェスタン・カンファレンスはプレーオフストレートイン争いが熾烈を極めている。
復権を狙うロサンゼルス・レイカーズは、NBAを代表するスターであるルカ・ドンチッチの加入により一気にNBAファイナルを狙えるチームへと変貌した。
しかし、圧倒的な強さを誇るオクラホマシティ・サンダーやクリーブランド・キャバリアーズなど8割以上の勝率を誇る強豪チームもおり、NBAでチャンピオンになるのは非常に難易度の高いミッションとなる。
豪華なスターターが揃うレイカーズだが、NBAファイナルを目指す上でキーとなるのはセカンドユニットに戻ったルーキーのダルトン・コネクトかもしれない。
レブロン、ドンチッチ、リーブスクラスの得点力が期待できるコネクト
ルーキーイヤーとなる今シーズンのコネクトは、順調にNBAに順応しながらも、シーズン途中でトレード→トレード取り消しでレイカーズ残留といった難しい時間も経験した。
コネクトはキャム・レディッシュのように高い守備能力は持ち合わせていない。
JJ・レディックHCも、「ディフェンス、リバウンド、アシストなど改善しなければならない点は多い」と指摘する。
しかし、それでもコネクトには高い得点能力があるため、トレード取り消しが結果的にレイカーズにとってベストなものとなる可能性もある。
確かに優秀なビッグマンが必要なのは確かだが、ジャクソン・ヘイズやクリスチャン・コロコ、トレイ・ジェイミソン
、アレックス・レンもおり、ジャレッド・バンダービルトや八村塁をスモールセンターで起用することも出来るため、大きな問題にはならないはずだ。
今後のレイカーズの問題は、レブロンや八村といったコンディションがベストではない選手がいることだろう。
20得点以上が期待できる選手が3人(レブロン、ドンチッチ、リーブス)おり、八村も15得点以上が計算できる存在だ。
しかし、いずれの選手も怪我を抱えたコンディションに不安のある選手ゆえに、彼らに匹敵する得点力を持った選手がNBAファイナルを目指す上では必要不可欠となる。
その役割を、コネクトならばこなせるだろう。
八村の復帰によりセカンドユニットに戻ってはしまうが、得点力だけを見れば八村よりも高い。(もちろん守備力に大きな差があるため戦力的には八村に分があるが)
プレーオフでレブロンや八村が欠場となったならば、コネクトが代わりに得点源となれる。
欠場しなかったとしても、彼らを休ませるためにベンチに下げた際にコネクトがコートに入ればチームの得点力が急激に下がることもないだろう。
ルーキーゆえに重要な試合を経験することでより選手として成長もするはずだ。
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