
レブロン・ジェームズ(写真:AP/アフロ)
11月19日、NBA「ロサンゼルス・レイカーズ対ユタ・ジャズ」の一戦が行われ、140-126でレイカーズが勝利した。
この試合では負傷(座骨神経痛)のため今シーズンまだ出場がなかったレブロン・ジェームズが復帰し11得点12アシストのダブルダブルの活躍を見せた。
八村塁はスターターとして出場し25分42秒プレーしたが、6得点1アシスト4リバウンドとやや物足りない結果に終わった。
アシスト特化型のプレーでチームに即フィットしたレブロン
元々得点力だけでなく視野が広くアシスト能力も高いレブロンだが、復帰初戦となったこのジャズ戦ではよりアシストに特化したプレーでチームにフィットしてみせた。
第1クォーターから初めての共闘となるエイトン(今シーズンからレイカーズに加入)へのアシストパスを決める。
その後もラレイビア、マーカス・スマート、オースティン・リーブス、ゲイブ・ビンセント、ジャクソン・ヘイズと幅広くアシストパスを供給。
このプレースタイルの変化により得点力自体はやや低下したものの、11点を記録し二桁得点記録も更新(1293試合)させた。
「レブロンが復帰することで好調なチームが壊れてしまうのでは?」
そんな見方をするファンやメディアも多かったが、実際には復帰しいきなりチームにフィットしたことでさらにレイカーズの強さが増した。
ドンチッチがオフェンスのファーストチョイスであることには変わりないが、レブロンが独りよがりにならずオースティン・リーブスやエイトンのオフェンス力を引き出すことでチーム全体の勢いは増している。
復帰戦ゆえに29分37秒の出場となったが、今後コンディションが上がれば35分前後にまで出場時間は伸びるだろう。
残念ながらレブロンがコートに復帰することで八村のオフェンス機会はやや減ってしまうが、それでもレイカーズ自体はウェスタン・カンファレンス2位争いを演じられるチーム力になったため致し方ないところだろう。
あと1か月あまりで41歳になるレブロンに現役選手としての残された時間は少ない。
NBAトップクラスのチーム力となったレイカーズをそのアシスト力でNBAチャンピオンに導くことができるのか。
今後のレブロンのプレーに注目だ。
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