レブロン・ジェームズ(写真:AP/アフロ)

レブロン&ドンチッチの夢の共闘!意外なプレー面の相性の良さを活かしNBAファイナルを狙う

レブロン・ジェームズ(写真:AP/アフロ)
レブロン・ジェームズとルカ・ドンチッチが同じユニフォームを着て共闘するなど誰も想像すらしなかったわけだが、実際にそれは実現した。

そしてトレードでドンチッチが加入した当初は「守備意識が低く共にハンドラーである2人の相性が良いわけがない」と言われていたが、その評価が早くも覆されようとしている。

「レシーバー」という新たなプレースタイルが加わったレブロン

これまでのレブロンは、「キング」の名にふさわしく、ハンドラー(司令塔やプレーメイカー)としてプレーする時間が多かった。

一流のフィニッシャーでありながら、実は1試合平均7アシスト近い数字も残している。

しかし、さすがのレブロンも40歳を超え、身体のキレや体力は低下傾向にある。

オフェンスの多くを担うのは難しくなってきているのは間違いない。

しかし、ドンチッチが加入したことにより、ハンドラーとしてのプレーが減り、レシーバー(パスの受け手となる選手)としてのプレーが増えてきている。

得点力だけでなくアシスト能力も高いドンチッチが走り出したレブロンにパスを出すクォーターバックのような役割を担い、レブロンはそのパスを受け取り得点を取るわけだ。(もちろんドンチッチ単体での得点力も抜群だ)

ドンチッチのアシスト能力とレブロンの得点力の双方が活かせるのはもちろん、レブロンがチャンスメイクをこなす必要がないというメリットもあるため、ディフェンスに使う体力が残せる。

そしてどちらかがベンチに下がったとしてもオフェンスの柱が48分間不在になることがないというメリットもある。

この2人だけでなく、八村塁とオースティン・リーブスという15得点以上が期待できる選手がいるというのも心強い。

プレーオフストレートインはほぼ確実、現実的な目標はNBAファイナル

ドンチッチが加入する前のレイカーズは、プレーオフ進出が現実的な目標であり、NBAファイナルへの進出は非現実的な目標であったといえる。

しかし、ドンチッチが加入し見事に融合したことにより、プレーオフストレートインの可能性は高く、NBAファイナルも現実的な目標となる。

現在ウェスタンカンファレンス4位のレイカーズだが、シーズン終盤でさらに順位を上げる可能性があるといえるだろう。

引退が確実に迫っているレブロンゆえに、ドンチッチとのコンビもそれほど長くはないだろう。

夢の共闘はバスケファンであれば必見だ。

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