
「Gリーグ」ハッスル河村勇輝が16得点6アシストで7連敗阻止に成功!NBA本契約へのチャレンジは続く
河村勇輝(写真:AP/アフロ)
3月20日(日本時間)、Gリーグ「ハッスル対サンズ」の一戦が行われ、112-111でハッスルが勝利した。
ハッスルはこの勝利で連敗を6でストップさせることに成功。
PGでスターターとして出場したハッスルの河村勇輝は、4本の3ポイントシュートを決めるなど16得点6アシストと活躍し、チームの勝利に貢献した。
個人プレーの多いハッスルでチームをまとめる河村
ハッスルはNBAの下部リーグに所属するチームであり、チームプレーよりも比較的個人プレーが多くなる傾向にある。
個人としての実力をアピールできればNBA昇格に繋がるため当然といえば当然だが、それゆえにチームとして機能しなくなる時間が多くなる。
ハッスルは特にそうした個人アピールが多いチームとなっており、勝率が低い原因の1つであるといえる。
河村はそうしたチーム内で唯一「チームプレイ」ができる存在だ。
もちろん3ポイントやドライブからのレイアップやジャンプショットなど個人としての得点力をアピールするプレーも行うが、チームが勝利するために最も適したプレーを選択し続けられるクレバーさがある。
サンズとの試合でも、ダンクシュートをアシストする以外にも効果的なパスをいくつも通し勝利に貢献している。
サイズの小ささゆえにリードした試合では終盤のクロージングからは外される傾向にあるが、ハッスルにおいて主力中の主力と言っても過言ではないだろう。
もしも他のチームメイトが今よりもチームプレイに徹することができたならば、河村のプレーがより活きてくるはずだ。
課題の3ポイントの成功率も改善傾向
グリズリーズの試合において20試合ほどガベージタイムに出場している河村だが、3ポイントシュートの成功率が低く、すでに弱点として認識されている。
Bリーグ時代と3ポイントラインの距離が違い、さらには2メートル以上の選手が非常に多いゆえに3ポイントの難易度はより高まっている。
しかし、河村は着実にその課題に向き合い、その精度を高めてきた。
サンズとの試合でも5本中4本の3ポイントを決めるなど以前よりも確実に成功率がUPしている。
この調子をシーズン終了まで維持できれば、来季の2WAY契約継続、もしくは本契約といった可能性も出てくるはずだ。
果たして河村のNBAチャレンジは来シーズンも続くのか、その1つ1つのプレーに注目しよう。
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