「NBA」河村勇輝の挑戦!2WAY契約から本契約を勝ち取る確率は驚くべき低さも日本の至宝ならば可能性あり
河村勇輝(写真:AP/アフロ)
2月4日、NBA「メンフィス・グリズリーズ対サンアントニオ・スパーズ」の一戦が行われ、128-109でグリズリーズが勝利した。
グリズリーズはこの勝利で直近10試合を9勝1敗とし、ウェスタン・カンファレンスでの順位が2位となっている。
河村勇輝はハッスルの試合に出場し7得点14アシストと勝利に貢献した後、同日に行われたグリズリーズの試合のガベージタイムに2分3秒出場し、1アシスト1リバウンドを記録した。
アメリカの地で確かな存在感を放つ河村勇輝
今シーズングリズリーズとの2WAY契約を勝ち取った河村は、ここまで素晴らしいプレーを披露し続けている。
当初は「今シーズンはGリーグでプレーし来シーズン以降2WAY契約が勝ち取れれば」と想定していたが、なんとシーズン直前に2WAY契約を勝ち取り、ガベージタイムだけとはいえNBAのコートでプレーができている。
グリズリーズでは、18試合に出場し平均成績が3.3分、1.3得点、0.4リバウンド、0.7アシスト、FG%が38.1%、3P%が26.7%という成績だ。
もちろん平均3分程度のプレー時間ゆえに成績はそれほど高くないが、怪物揃いのNBAの試合に帯同し数分でも試合に出場するということは河村にとって大きな財産となるはずだ。
NBAのコートに立っているのだから、すでに「成功者」であるのは間違いないが、河村は当然ながらさらに上を目指している。
河村の人気は非常に高く、プレー面でも確かなアピールができているため、今後にも期待ができる。
2WAY契約から本契約を勝ち取る確率は驚くべき低さ
確かな存在感を放っている河村勇輝だが、それでもNBAの本契約を勝ち取るのは容易ではない。
エグジビット10契約から2WAY契約を勝ち取る確率は約8%と低い数字で、河村はそれを実現させたわけだが、2WAY契約から本契約は約15%程度とこれまたかなり低い確率となる。
渡邊雄太はそんな狭き門を突破したのだから、彼がいかに凄いことをやってのけたのかがわかる。
河村は今後もGリーグを主戦場にグリズリーズに複数試合帯同しわずかなプレータイムでアピールすることになりそうだが、果たして本契約を勝ち取ることができるのか。
今後の活躍に期待しよう。
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