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八村塁の進化とドンチッチの可能性 レイカーズが進むべき道はオフェンス特化かバランス型か
八村塁(写真:AP/アフロ)
NBAは2月17日にオールスターが行われるため1週間ほど試合が行われていないが、2月20日より熾烈なシーズン後半戦が行われる。
イースタン・カンファレンスではキャバリアーズ、ウェスタン・カンファレンスではサンダーが共に44勝10敗と独走しているが、最も大きな話題となっていくのはやはりロサンゼルス・レイカーズだろう。
ドンチッチの加入により最も攻撃力のあるチームとなり、ハマればキャバリアーズやサンダーを撃破できる可能性があるといえるだろう。
八村塁の覚醒とドンチッチの可能性
今季の八村塁は、トレード要員とも噂された時期はあったものの、全試合に出場するなどレイカーズの柱の1人となっている。
平均32分の出場時間はNBA在籍最多時間となり、昨シーズンの26分54秒から大幅に増加している。
得点こそ13.4点とまだ物足りない状況ではあるが、直近6試合では4回20得点超えとなっており、レイカーズにおける重要な得点源となりつつある。
また、3ポイントの成功率も非常に高い。
43.4%を記録しており、NBAのランキングでも7位となっている。
レイカーズ自体もウェスタン・カンファレンスで5位と好調であるため、今シーズンはプレーオフにも期待が持てる。
ドンチッチの可能性とレイカーズの進むべき道
ドンチッチはレイカーズ加入後2試合に出場したが、14得点、16得点とまだトップコンディションではないようだ。
ふくらはぎの怪我により1ヶ月以上プレーできていなかったため、コンディション的にはまだ7~8割程度といったところだろう。
オールスターブレイク明けからはより良いコンディションで試合に臨めるゆえに、毎試合20得点以上が期待できるだろう。
トップコンディションを取り戻せば、毎試合30点前後のハイアベレージを叩き出せるため、八村、リーブス、レブロンと共に最強のオフェンスが実現できるはずだ。
レイカーズの進むべき道は、この最強のオフェンスを特化させる道かバランスを意識して戦う道のいずれかになるだろう。
2月11日のジャズ戦のように130点以上取って勝つチーム作りでも良いが、魅力がある反面2月13日のジャズ戦のように130点以上取られて敗戦となる試合も増えていくはずだ。
果たしてオールスターブレイク後のレイカーズはどの道を選択するのか、注目だ。
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