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世界と戦える河村勇輝とホーキンソンのPG&Cコンビ、パリオリンピックにおいて最大の武器となる予感
河村勇輝(写真:西村尚己/アフロスポーツ)
バスケットボール男子日本代表といえば、NBA経験がある八村塁と渡邊雄太の存在感が非常に大きいが、パリオリンピックではその2人以外にも大きな武器となる選手が存在する。
「和製カリー」と呼ばれる冨永啓生の3ポイントも大きな武器となるが、PGを務める河村勇輝とCのジョシュ・ホーキンソンのコンビもまた日本代表のストロングポイントであるといえる。
オーストラリア代表との強化試合第2戦で大活躍した河村&ホーキンソン
主力不在とはいえ、2戦ともオーストラリア代表相手に互角の戦いができたことは大きな収穫であったといえるだろう。
日本代表もまた、八村塁と渡邊雄太という2人の主力を欠いていたことを踏まえれば、パリオリンピック本番でも期待ができる。
とりわけ河村勇輝とホーキンソンのコンビは期待大だ。
河村が172㎝、ホーキンソンが208㎝と身長はPGとC的に小柄だが、その分スピードの面では分がある。
ホーキンソンのスクリーンからの河村のドライブや3ポイントは強力であり、ピックアンドロールからのホーキンソンの得点も大きな武器となっている。
オーストラリア戦でも2人はチームの柱として活躍し、河村が28得点でFGは71.4%、3Pは4本成功(66.7%)、ホーキンソンも23得点でFGは71.4%と活躍。
この2人のコンビ以外に冨永の3ポイントという武器があり、八村塁と渡邊雄太という強烈な戦力が加わることになることからも、パリオリンピック本番は期待できる状態だといえるだろう。
目指すはグループリーグ突破
パリオリンピックのバスケ男子日本代表のスケジュールは、7月27日にドイツ代表、同月30日にフランス代表、8月2日にラトビア大会勝者との試合となる。
世界ランキング26位の日本に対してドイツ代表は3位、フランス代表は9位と格上となるが、決して勝利するのが不可能なわけではない。
八村と渡邊のNBA組が合流後しっかりとチーム力を高めれば、グループリーグ突破の可能性もある。
果たしてパリオリンピック本番でも河村とホーキンソンのコンビが爆発するのか、今後の活躍に期待しよう。
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