【B.LEAGUE FINALS】亡きHCに捧げる最高の恩返し 宇都宮ブレックスが大逆転でリーグ史上最多3度目優勝

写真:優勝し喜ぶの宇都宮の選手たち(撮影・小海途 良幹) /撮影:スポニチ・アフロ 5/27(火)、Bリーグ年間王者を決める「りそなグループ B.LEAGUE FINALS 2024-25」運命の最終戦GAME.3が、横浜アリーナで開催された。

宇都宮ブレックスが史上最多3度目の優勝

B.LEAGUEチャンピオンシップは2戦先勝方式にて勝者を決めるフォーマット。5/24(土)のGAME.1は宇都宮ブレックスが、5/25(日)のGAME.2は琉球ゴールデンキングスが勝利をつかみ、1勝1敗で迎えた本日のGAME.3。前半は琉球ゴールデンキングスのペースで進む中、我慢を続けチャンスを待ち・そしてチャンスを掴んだ宇都宮ブレックスが第4クオーターに大逆転。試合は最後までもつれたが、最終的には73-71で宇都宮に軍配。B.LEAGUE史上最多・3度目の優勝を飾った。 エースとしてシーズン中からチームを牽引し続けた#25 D.J・ニュービルが、チャンピオンシップMVPとファイナル賞をダブル受賞。ダブル受賞は史上初の出来事であった。

写真:優勝し喜ぶの宇都宮の選手たち(撮影・小海途 良幹) /撮影:スポニチ・アフロ

リーグ史上最多3度目の優勝

亡きHCに捧げる……最高の恩返し

第1クオーター、宇都宮のエース・#25 DJニュービルのレイアップで先制。しかしすぐに琉球のキャプテン・#34小野寺がスリーポイントを決める。その後は序盤から激しい守り合いとなるも、琉球がルーキーの#18 牧や今シリーズのスコアリーダーでもある#4 ヴィック・ローの得点も伸び、18-11でリード。 第2クオーターは序盤から宇都宮がディフェンスで仕掛ける。前回優勝した際のファイナル賞にも選出された#18 鵤が自慢のフィジカルで琉球のTOを誘発。一時まる点差まで迫るが、なかなか最後のシュートを決めきれない。逆に琉球はディフェンスの隙間を上手く狙ってスリーポイントや簡単なレイアップなどを沈め、22-17とし、前半を琉球40 - 28宇都宮で折り返す。琉球が前半2桁差をつけたのは、今シリーズ初のことであった。

第3クオーター、ついに宇都宮が息を吹き返す。ゴール下の守備を徹底し守りを固めたことで、琉球のオフェンスが停滞。ディフェンスから流れを掴んだ宇都宮は、10-0のランで一気に点差を詰め、クオーター残り1:30の時点で1点差に。しかし、要所でターンオーバーを繰り返してしまい、また残り1秒で琉球の#18 牧が速攻で走りレイアップを決め、51-44と琉球7点差リードで最終クオーターへ。 泣いても笑っても勝負が決まる最終クオーターの残り10分。一進一退の攻防が続く中、残り5:48時点で、琉球の大黒柱#45クーリーが痛恨のファウルアウト。インサイドの穴を上手くつき、宇都宮がジリジリと追い上げる。残り2:30、#34 ジェレットがスリーポイントを決め、ついに1点差まで迫る展開に。そして残り1:15、ついに#25 ニュービルのスリーポイントで逆転。この日、初めて宇都宮が一歩前に出た。琉球のフリースロー2本成功で琉球が再逆転となるが、ここで日本人エースの#6 比江島がニュービルからのパスを受けスリーポイントをヒット。最後は琉球がファウルを上手く使い残り0.6秒、73-70でフリースロー3本を得て同点のチャンスとなるが、2本目のフリースローを外してしまい万事休す。最終スコア73-71。宇都宮が大逆転で優勝を手繰り寄せた。

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