もしジョーダンが今のNBAにいたら?コアファン編集部員に聞くNBA講座 vol.1

ジョーダンの時代と、現代のNBAとの違い

槌谷:カリーの話で思い出したんだけど、今のNBAって、なんかスリーポイントばっかり、みたいなイメージがあるんだけど、実際そう?

コアファン部員:ちょっと語弊があるかもしれませんが、確かにスリーを打つ数は増えていると思いますよ。実際数字でも出ていますし(※)。

あとは、それこそカリーの存在は大きいです。カリーは今37歳で現役ですが、今年の3月にスリーポイントの成功数がキャリアで4,000本を達成したんです。この記録は前人未到でもちろんNBA史上初。ざっくり言うと、カリーがこれだけスリーを決めちゃうもんだから、敵チームも「スリー決めた方が点が多く取れるじゃん」みたいな感じで流れが変わっていったんですよね。昔はダンクがバスケの花形でしたけど結局「2点」なので、「3点」をどう効率よく決められるか、に重点を置いたバスケをするチームは増えてますね。

槌谷:じゃあジョーダン、今のNBAだと活躍できないじゃん。スリーポイントのイメージないもん。

コアファン部員:いやいや、活躍はできると思いますよ(笑)。スリーが全てではないので。ただ、完全に妄想ですけど戦術的にフィットできるかな……と思ったりはします。ジョーダンは自身でも「スリーはそんな得意じゃない」という発言もしていましたし、実際成功率はお世辞にも高いとは言えませんから。キャリア通算で32.7%なんですが、カリーは現在42.3%。ジョーダンは3本打って1本入るか入らないかですが、カリーは3本打ったら1本は確実に決めてくる。スリーが花形と言われるような現代NBAでは、もしかしたらジョーダンは昔ほど”神様”と言われなかったかもしれません。ただ、それでも相当凄いとは思いますけども。

槌谷:なるほど(なぜ君はそんな、キャリア通算スリー成功率とか知ってるんだ...)。

NBAはまもなくFINALS!注目選手は?

槌谷:NBAのチーム構成ってどうなってるんだっけ?

コアファン部員:NBAは、日本のプロ野球のセ・リーグとパ・リーグのように、EASTとWESTに分かれているんですよ。それぞれ15チーム・計30チームいます。

ちなみにかつてジョーダンがいたブルズは2024-25シーズン、EASTの10位でしたね……。良いチームですけど、なかなか勝てなかったですね。

槌谷:いままさにプレーオフやってるって聞いたけど、俺みたいにジョーダンぐらいで更新が止まっている人は、どこの誰を見れば良いんだろう。

コアファン部員:多分わかりやすいのは、インディアナ・ペイサーズだと思います!

ジョーダンとバッチバチにやり合ったレジー・ミラーという、歴史的にも有名なシューターがいるんですが、ミラーが所属してたチームです。黄色とネイビーのユニフォームが特徴です。今年めちゃめちゃ強くて、おそらくFINALに行くと思います。

ジョーダンの時代にペイサーズのヘッドコーチをしていたリック・カーライルという人がいるんですが、カーライルが今、再びペイサーズのヘッドコーチをしています。当時はジョーダンとブルズに勝てなくてペイサーズを優勝させられなかったので、今年こそペイサーズをNBA初の優勝に導きたいと意気込んでいるはずです。

ペイサーズの新しい顔のタイリース・ハリバートンという選手に注目して欲しいですね。196cmの長身のポイントガードで勝負強く、また雑草魂を持っている凄くアグレッシブな選手です。ハリバートンは会場入りする時にだいたいドクターマーチンの3ホールというブーツを履いているんですが、それがカッコ良すぎてこの前僕も買ってしまいました(笑)。余談が過ぎましたが、ジョーダン世代の皆様は、因縁のペイサーズをぜひ見ていただきたいですね!

どうやって観るの?

NBAは日本では3つの方法にて見ることができます。
1・楽天NBA:月額4,500円(税込)/全試合視聴可能/デバイス2台まで同時視聴可能
2・WOWOW:月額2,530円(税込)/毎週7試合まで視聴可能/デバイス1台まで
3・ABEMA de WOWSPO:月額1,980円(税込)/毎週7試合まで視聴可能/デバイス2台まで同時視聴可能
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ライブ配信ではなく試合後のハイライト動画なども様々なチャンネルからアップされています。
試合の全てを丸ごとみたい方は、ぜひ上記の方法にてご観戦をお楽しみください。NBA FINALSは、まもなく。

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