バスケのショットクロック(24秒ルール)とは?リセットされるタイミング,14秒ルールとの違いも

バスケのショットクロックがリセットされないタイミング

続いて、バスケのショットクロックがリセットされないタイミングを紹介します。

ディフェンス側がカットしたボールがコート外に出たとき

ディフェンス側がオフェンスのパスやドリブルをカットし、そのボールがコート外に出た場合、ショットクロックはリセットされません。

これは、オフェンス側が依然としてボールを保持しており、プレー続行の権利があるためです。

ディフェンスによるプレーはあくまで一時的な妨害とみなされ、オフェンスに新たな24秒が与えられる理由にはならないのです。

 

ショットクロックが14秒以上残っている状況でディフェンス側がフロントコートでファウルをしたとき

フロントコートでディフェンス側がファウルをした場合でも、ショットクロックが14秒以上残っている状況ではリセットはされません。

これは、オフェンスに十分な攻撃時間が既にあると判断されるためです。

仮にファウル後にボールを再び保持できたとしても、14秒より長く残っていた場合はショットクロックがそのまま継続され、オフェンスは残りの時間内に攻撃を完了させる必要があります。

 

ショットクロックが14秒以上残っている状況でフロントコートでヘルドボールになってオフェンス側からスタートするとき

フロントコートでヘルドボール(両チームの選手が同時にボールを保持し、どちらのボールか判定できない状態)が発生し、その後のポゼッションがオフェンス側にある場合でも、ショットクロックが14秒以上残っていればリセットされることはありません。

すでに攻撃するのに十分な時間が残っていると判断されるためです。

この場合、再開後はショットクロックの残り時間内で攻撃を完了しなければならず、攻撃側は時計を意識して素早いプレーを求められます。

 

バスケで14秒リセットになるタイミング

続いて、バスケで14秒リセットになるタイミングを紹介します。

シュートが外れた後にオフェンス側がリバウンドを取って攻撃が継続するとき

バスケットボールでは、オフェンスが放ったシュートがリングに当たって外れた後、自チームがリバウンドを取って再び攻撃を続ける場合、ショットクロックは14秒にリセットされます。

従来は24秒にリセットされていましたが、FIBAでは2018年からこの14秒リセットを導入し、オフェンスが得たセカンドチャンスでもスピーディーな展開が求められるようになりました。

 

攻守が切り替わってフロントコートからのスローインで再開するとき

攻守が切り替わってオフェンス側がフロントコートからスローインで試合を再開する場合、特定の条件下ではショットクロックが14秒にリセットされます。

例えば、ディフェンス側のファウルやバイオレーションによって攻撃権が与えられたときに、すでにショットクロックが14秒未満であれば、自動的に14秒にリセットされます。

 

ショットクロックが14秒未満の状況でフロントコートでオフェンス側がファウルされたとき

オフェンスがフロントコートでプレーしている際に、ショットクロックが14秒未満の状況でディフェンス側のファウルを受けた場合、ショットクロックは14秒にリセットされます。

このルールは、攻撃側が有利な位置で再びプレーを再開することになるため、ある程度の攻撃時間を確保する意図で設けられています。

なお、すでに14秒以上残っている場合はリセットされず、そのままの時間でプレーが継続されます。

 

まとめ:バスケのショットクロックをマスターしよう

バスケットボールのショットクロックは、攻撃に制限時間を設けることで試合のテンポを保ち、戦術の多様性や緊張感を生み出す重要なルールです。

また、24秒ルールに加え、14秒リセットの導入により、よりスピーディーな展開が求められるようになりました。

リセットの有無やタイミングを理解することで、観戦時の楽しみ方が広がり、プレーヤーにとっても戦術判断がより明確になります。

 

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