八村塁が待望の今季初出場!キャリア初のベンチスタートから2本のダンクを叩き込む<DUNKSHOOT>
現地時間1月9日(日本時間10日)、敵地アムウェイ・センターで行なわれたオーランド・マジック戦で、ワシントン・ウィザーズの八村塁が遅ればせながらNBA3シーズン目を始動させた。
キャリア初のベンチスタートとなったこの試合、第1クォーター残り6分30秒にコートへ立つと、第2、3クォーターも出場して計14分9秒をプレー。「厳密な出場時間の上限はないが、実戦にはしばらく出ていないから、出場する時間を短く区切って出てもらう予定だ。おそらく15~16分の出場になるだろう」と試合前にウェス・アンセルドJr.HC(ヘッドコーチ)が話していたとおり、短時間の出場となった。
それでも、第2クォーター残り7分41秒に2投目のフリースローを決めて今季初得点をマークすると、6分37秒にはブラッドリー・ビールのアシストからボースハンドダンク。残り5分35秒には再びフリースローを1本沈めた。
第3クォーター残り4分57秒には、ゴール下へダイブしてから左サイドにいたビールの3ポイントをアシスト。残り約3分にはオフェンシブ・リバウンドを奪ってダンクを叩き込んだ。
最終的なスタッツは6得点、3リバウンド、1アシスト。今季初ショットとなった左コーナーからの3ポイントは慎重に放ったもののリングに嫌われ、その後打った長距離砲もすべて落としてしまうなど、フィールドゴール2/8、3ポイント0/3、フリースロー2/4と本調子とは言えず。ただ、トップ付近からカットしてきたチームメイトへ的確なパスを送るなど、アシストがつきそうなプレーもあった。
試合はウィザーズが第4クォーター開始時点で4点のビハインドを背負っていたものの、残り7分で逆転に成功すると、そのまま逃げ切り102−100で勝利。終盤にはカイル・クーズマとビールが大事なフリースローを外してしまう場面もあったが、なんとか接戦をモノにして今季成績を20勝20敗の勝率5割に戻した。
文●秋山裕之(フリーライター)
Follow @ssn_supersports