バスケットボールに向いている子どもの性格とは?

「ワクワクさせたい」

──中学生を指導するうえで、考え方の部分では何を意識していますか。

眞間: 私は自分たちで考えなさいっていう表現をするんですけど、私が勝ちたいんじゃなくて、あなたたちが勝ちたいんだから、目的と目標を必ずチーム、個人として設定して、それに向かって何をするかを自分たちで考えてもらいます。

──子どもたちだけで適切な目標を設定できますか。

眞間: 引き出しと、考える材料は必ず与えます。

自分たちで考えチームで達成したときの喜び、これがそうなんだってわかるようになってほしい。

子どもから出てきた考えが間違っていても否定するんじゃなくて、その考えだったらこうした方が面白くない?という言い方をしますね。

こういう走り方してこういう風に走ったら、ほら、かっこいいじゃんって。ワクワクさせたいので。

──バスケットボールは、する方も観る方も“ワクワク”が大切なスポーツですよね。

眞間: はい。

例えば、足が速くて縦の動きにも強い子なら、縦で足が早いことを活かしてこの子が、一番かっこいいプレーができるためにどれを磨いてあげようかなと考えます。

手首が綺麗に使えて、こんなにずっとシュート練習をできる子だったらきっといいシューターになれるから、シュートの入った瞬間の喜びをもっと教えてあげようとか。

1人1人持ってる能力は違うので、その子の光るところを見つけて、そこを伸ばす。それが本人も最もスムーズに、ワクワクしながら取り組める部分だと思います。

なので、最初にその子の光る部分を見つけてあげるということが、指導者としては大切だと思います。

バスケットに向いている性格

①本当に負けず嫌いであること
②いろんなものに興味を持てること
③やってみたいことを躊躇せずにやれること
④カッコいいにこだわれること

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