
【B.LEAGUE FINALS_見どころ】いよいよ頂上決戦!大会形式とルールを直前解説
写真(左):ギャビン・エドワーズ(宇都宮ブレックス)/提供:YUTAKA/アフロスポーツ,写真(右):アレックス・カーク(琉球ゴールデンキングス)/提供:アフロスポーツ
いよいよB.LEAGUE FINALSが、5/24(土)から始まる。
2戦先勝方式にて行われるB.LEAGUEのチャンピオンシップ。5/17-18の土日に行われた準決勝(宇都宮vs千葉、三遠vs琉球)は、両ブロックとも1勝1敗となり、5/19 マンデーナイトの第3戦までもつれる激戦となった。
GAME.3を制しFINALS(=決勝)へコマを進めたのは、「BREX NATION」と呼ばれる地元ファンの声援を味方につけた宇都宮ブレックスと、名古屋という超アウェイの環境下で大逆転勝利を掴み取った琉球ゴールデンキングスだ。
宇都宮は3年ぶり、琉球は4年連続のFINAL進出となったが、このカードは2021-22シーズンのB.LEAGUE FINALSの再戦。両者が再び顔を合わせるFINALSは、5/24(土)・5/25(日)・5/27(火)に横浜アリーナを舞台に行われる。
週末のFINALSを前に、この記事ではバスケ初心者の方にもわかりやすいよう、ルールから見どころまで紹介していく。
【そもそもB.LEAGUEとは】
B.LEAGUEとは、2016年に発足した日本のプロバスケットボールリーグのこと。「NBAに次ぐ世界2位のプロバスケットボールリーグになること」を目標とし、実現に向け今後様々な取り組みを予定している国内外で注目のコンテンツだ。
リーグは「B1」「B2」「B3」の3カテゴリーに分かれていて、特に最上位のB1は国内外からトップクラスの選手が集う。中には年俸1億円以上の選手もいる。大会会場となるアリーナや練習環境が整備されていることもオプションに「日本でプレーしたい」と言う海外選手も少なくない。
【チャンピオンシップ】
B1には24チームが所属するが、年間優勝を決めるチャンピオンシップに出場できるのはわずか8チームのみ。優勝すれば5,000万円の賞金とチャンピオンリング、トロフィーなどが与えられる。ちなみに2位は2,000万円の賞金のみ。5/24(土)から行われる試合は、8チームから勝ち上がった2チームによるチャンピオンシップのFINALS(=決勝)であり、勝ったチームが名実ともに日本一となる。
【ルールについて】
初心者の方でも観戦を楽しめるように、ざっくりとルールについて解説していこう。
まずバスケットボールは、5対5で行うスポーツ。フロアから約3mほどの高さに取り付けられたリングを狙って、どれだけシュートを決められるかを競う競技だ。3ポイントラインから外側3点、内側は2点。10分を1つの区切りとして4回行い(1つの区切りを「クオーター」と呼ぶ。例:第1クオーター)、最終的により多くの得点を取ったチームが勝利となる。
また、オフェンス側は「24秒以内にシュートをしてリングに当てないといけない」というルール(24秒ルール)がある。当てられないと相手ボールになってしまうため、試合のテンポも非常にスピーディ。
ほかにも「3歩歩いてはいけない(トラベリング)」「ドリブルをして一度ボールを持ってしまったら、もう一度ドリブルしてはいけない(ダブルドリブル)」などがあるが、「24秒以内にシュートを打って、多く点を取ったほうが勝ち」という基本中の基本を覚えておけば問題なく楽しめるはずだ。
【B.LEAGUE独自ルール】
B.LEAGUE独自のルールとして、外国人選手はコート上に「2名まで」しか立つことはできない。ただし「帰化枠(日本国籍を取得している外国人選手)」もしくは「アジア特別枠(※1)」は外国人選手の「2名」にカウントされない。初見では誰が帰化枠かわからないと思うため、テロップ等の「帰」の文字を確認してほしい。また、帰化枠とアジア特別枠の同時使用はできない。
【オンコートの起用例】
OK:日本人x2名、帰化枠x1名、外国籍x2名
OK:日本人x2名、アジア特別枠x1名、外国籍x2名
NG:日本人x2名、外国籍x3名
NG:日本人x1名、アジア特別枠x1名、帰化枠x1名、外国籍x2名
2025年時点のB.LEAGUEは、この帰化枠orアジア特別枠をいかに活用できるかがチーム編成の上では重要とされている。実質、海外選手を3名入れる事ができる制度だからだ。今回のFINALでも間違いなくカギとなる、帰化枠として出場する選手は、宇都宮:ギャビン・エドワーズ、琉球:アレックス・カーク。


写真:ギャビン・エドワーズ(宇都宮ブレックス)/提供:YUTAKA/アフロスポーツ


写真:アレックス・カーク:/提供:アフロスポーツ
ギャビンは走力が自慢の走れる・3PTも得意なビッグマン(206cm)で、カークはSLAM DUNK赤木的なゴール下で存在感を放つ大黒柱(211cm)といった特徴がある。この両選手含めた両チームの特徴について、またドラマについて後編で触れていく。
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