
写真(左):比江島慎(宇都宮ブレックス)/提供:千葉 格/アフロ,写真(右):ジャック・クーリー(琉球ゴールデンキングス)/提供:千葉 格/アフロ いよいよB.LEAGUE FINALSが、5/24(土)・5/25(日)・5/27(火)に、横浜アリーナで開催される。対戦する宇都宮ブレックスと琉球ゴールデンキングス両チームの戦力と、その内なるドラマを紹介する。 ▶【B.LEAGUE FINALS_見どころ】いよいよ頂上決戦!大会形式とルールを直前解説
【両チームの特徴や今シーズンのドラマ】
◾️宇都宮ブレックス
ゴール下やミドルシュート等の2点シュート(以下2PT)よりもスリーポイント(以下3PT)の試投数が多い戦術を用いる。シーズン中の1試合の平均値は、2PTが31本・3PTは34本も放っている(3PTの試投数の方が多いのはB1に24チームある中で唯一(※2))。この3PTを駆使したオフェンスを武器にシーズン通して相手を苦しめた結果、今年の年間最高勝率チーム・東地区王者となった。 B.LEAGUEでは珍しいが、宇都宮は昨年から1人もメンバーを入れ替えなかった。昨シーズン、Bリーグ最多勝利数を記録したにも関わらず、チャンピオンシップ1回戦で千葉ジェッツに敗れてしまったことで「もう一年、同じメンバーでリベンジしよう」と決めたからだ。そんな中、指揮をとっていたケビン・ブラスウェルHCがシーズン中の2025年2月末に他界。「ケビンのために」と想いを1つに。BREX NATIONとともに頂点へ挑む。 https://youtu.be/xiWvqjP3zUM?si=mfweeFwwNTs9X5pW
◾️琉球ゴールデンキングス
前途のアレックス・カークと、もう1人SLAM DUNK赤木的な存在であるジャック・クーリー(206cm)のツインタワーで2人ともパワータイプのため、リバウンドが非常に強い。1試合当たりの平均リバウンド数は43.4。その内、味方が外したボールを拾う「オフェンスリバウンド」の平均は1試合当たり14.9と、どちらもリーグ1位(※3)の数字である。 極端な話だが、味方がシュートを外してもリバウンドを拾ってくれるため、ゴールしないでオフェンスが終わることは他チームに比べて圧倒的に少ないとも言える。 2021-22シーズンのFINALでは、ブレックスに悔しい敗戦を喫した(GAME.1:80-61/GAME.2:82-75)ため、琉球にとってはまたとないリベンジのチャンス。当時宇都宮のアシスタントコーチで現在琉球のアソシエイトヘッドコーチを務める佐々宜央氏の存在も見逃せない。 手の内を知り尽くした琉球がどんな戦いを見せるのか。エースの岸本を怪我で欠くが若手が見せたステップアップはまさに団結の力。宇都宮へのリベンジ達成&2度目の優勝を飾れるか。
▼準決勝のGAME.2。
負ければ終わりの試合で、残り0秒・79-77の場面で#15松脇が奇跡的なシュートを決め、延長戦へ持ち込み逆転勝利。勢いそのままにGAME.3も勝ち切って決勝進出を決めた。
チームを救った右手。@ma_tsu144 @RyukyuKings#Bリーグ #りそなグループ#Bリーグチャンピオンシップ pic.twitter.com/QMinAo5R0v
— B.LEAGUE(Bリーグ) (@B_LEAGUE) May 18, 2025
【初心者の方もわかりやすい!注目のポイント】
1・エースの存在感
宇都宮は、DJニュービル(No.25)と比江島慎(No.6)のWエースは必見。特に比江島はB.LEAGUEで2年連続3PT王(44.3%)に輝いた。昨シーズンのMVPでもあるニュービルは、今年も要所で爆発を見せチームを牽引。2大エースの躍動は、優勝するためにはマストである。

写真:比江島慎(宇都宮ブレックス)/提供:千葉 格/アフロ
琉球は、ツインタワーに加えスコアラーのヴィック・ロー(No.4)に注目。強力なインサイド陣に支えられ、気持ちよくシュートを打てているローは、チャンピオンシップ期間中、平均得点が22.2点。チャンピオンシップ出場選手の中で1位(※4)。このシリーズでも輝きを放てるか。

写真:ヴィック・ロー(琉球ゴールデンキングス)/提供:YUTAKA/アフロスポーツ
2・ルーキーの躍動
宇都宮の小川敦也(No.7)、琉球の脇真大(No.18)の2人のルーキーは非常に楽しみな存在。2人は高校時代からチームのエースとして活躍し、大学時代は何度も直接対決をした。小川は190cmながらポイントガードでスピードが武器。脇は高校時代からエースとして大舞台で何度もビックショットを決めてきた強心臓を持つ。2人の存在が、チームにどのような影響をもたらすか、見逃せない。
3・相手の良いところを潰すディフェンス
宇都宮は琉球にとにかくリバウンドを取られたくない。何度もオフェンスリバウンドを取られてしまうと琉球のペースになってしまうため、インサイド陣のゴール下の奮闘に加え全員でリバウンドに絡むことは必須。一方琉球は、宇都宮の3PTを止めて流れに乗せたくない。スリーポイントラインの遠くからプレッシャーをかけ続けて「打たせないディフェンス」を40分間実行しないと、宇都宮の3PTの雨が降ってしまうだろう。
どうやって観るの?
大注目のB.LEAGUE FINALS 2024-25は、既にチケット完売。 配信はバスケットLIVEで行われ、地上波では日本テレビ、NHK総合、BS NHKなどで放送される。ぜひ注目の試合を観戦してみては。
【速報】 「りそなグループ B.LEAGUE FINALS 2024-25」対戦カードが宇都宮ブレックス vs 琉球ゴールデンキングスに決定! 📺生中継📺 【GAME1】5/24(土)14:30~:NHK BS/日本テレビ系 【GAME2】5/25(日)13:10~:NHK総合 【GAME3】5/27(火)19:05~:NHK BS#Bリーグ #りそなグループ… pic.twitter.com/B4AT1ZBp3O
— B.LEAGUE(Bリーグ) (@B_LEAGUE) May 19, 2025
【大会概要】 大会名:りそなグループ B.LEAGUE FINALS 2024-25 開催日時・生中継: 【GAME.1】5/24(土)14:30~:NHK BS/日本テレビ系 【GAME.2】5/25(日)13:10~:NHK総合 【GAME.3】5/27(火)19:05~:NHK BS ※「バスケットLIVE」では全試合生中継 公式HP 【注釈について】 (※1)……中国、チャイニーズ・タイペイ、韓国、インドネシア、フィリピン、香港、マカオ、モンゴル、マレーシア、シンガポール、タイ、ベトナム、インドの国籍を持つ選手が対象 (※2~3)……B.LEAGUE公式HPより。レギュラーシーズンの数値参照 (※4)……B.LEAGUE公式HPより。チャンピオンシップ期間中の数値参照
▶【B.LEAGUE FINALS_見どころ】いよいよ頂上決戦!大会形式とルールを直前解説 文:SSN編集部
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