
佐々木朗希(写真:AP/アフロ)
ロサンゼルス・ドジャースは9月24日から敵地アリゾナでダイヤモンド・バックスとの3連戦を戦うが、この遠征に佐々木朗希が合流しリリーフ投手としてマウンドに上がることになりそうだ。
佐々木にとっては5月10日以来となるメジャーでの登板となる。
リリーフ陣が火の車のドジャース、佐々木が救世主になる可能性も
ドジャースは打撃陣や先発投手陣が復調気味である一方で、リリーフ陣は壊滅的な状況となっている。
昨季リリーフ陣の柱の1人だったトライネンだが、今季は防御率5.55の1勝7敗9ホールド1セーブと散々な結果となっている。
特に9月の成績は壊滅的で、「ポストシーズンは起用すべきではない」といった声も大きくなっている。
リリーフ陣で不調に陥っているのはトライネンだけではない。
スコットも防御率4.64の1勝3敗8ホールド22セーブという成績であり、セーブ数はあるものの防御率は悲惨な状況だ。
イエーツも防御率5.23の4勝3敗15ホールド3セーブと不安定であり、頼れるリリーフ投手が極めて少ない状況となっている。
そんな中、一筋の光として期待されているのが佐々木朗希だ。
長期の負傷離脱から復帰し、3Aで調整を続けている。
初めてとなったリリーフ登板では、18日のタコマ戦で1回被安打0の無失点投球。
続く22日に2度目のリリーフ登板でも無失点投球を披露した。
ロバーツ監督は「リリーフ登板は素晴らしく内容も良かった」とし、「アリゾナで合流する予定」とメジャー復帰を示唆した。
佐々木本人は、「リリーフの難しさを感じている。適性があるとは思わない」とややネガティブな発言もしているが、不甲斐ないシーズンを送っているだけに、与えられたチャンスをモノにしたいところだ。
もしもメジャーでのリリーフ登板で結果を残せれば、ポストシーズンも戦力として帯同できるはずだ。
もちろん来シーズン以降は再び先発として投げることになるが、今シーズンに限ってはリリーフ投手としてドジャースに貢献すべきだろう。
果たして佐々木は手に入れたチャンスをモノにすることができるのか。
ダイヤモンド・バックス戦でのリリーフ登板に注目だ。
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