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本拠地開幕戦先発予定の佐々木朗希、規定投球回達成と防御率1点台を実現させるためのポイント

写真:佐々木朗希(YONHAP NEWS/アフロ)
WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)での活躍も記憶に新しい佐々木朗希は、本拠地開幕戦である4月4日の日本ハム戦で先発する可能性が高い。

まだ身体には疲れが残っているはずだが、3月28日にチーム練習に合流し、コンディション調整を進めていくことになる。

昨シーズンは9勝4敗、防御率2.10と良い成績は残せたものの、規定投球回未達となり悔しい思いをした。

それゆえに、今シーズンに懸ける想いは強いことだろう。

圧倒的な投球も怪我や球場による成績の波も大きかった

佐々木朗希の昨シーズンは、完全試合達成や17イニング連続無安打、52者連続アウト、13者連続奪三振、1試合19奪三振というように、何度も大きな話題となった。

21歳という若さを踏まえれば、まさに怪物であると言える。

しかし、佐々木本人はそれでも納得がいっていないだろう。

奪三振率を考えれば、奪三振王を獲得した山本由伸よりも圧倒的に良い数字を残している。(佐々木が12.04、山本が9.56)

しかし、7月にマメを潰してしまい、その後1ヶ月にも渡り休養を余儀なくされたことから、奪三振数も山本に及ばなかった。

マメを潰した影響からか、ローテーション間隔を空けたり、投球回数を制限しながらシーズンを戦ったため、規定投球回も到達できず。

さらに本拠地では抜群の防御率を残すも、他のスタジアムで行われるアウェー戦では打ち込まれる場面も目立った。

山本由伸を超える成績を残すためには、「マメを潰さずにシーズン通して先発ローテーションを守る安定性」と、「本拠地と他球場の成績のムラを少なくすること」が必須となるだろう。

プロ4年目となる今シーズンは、よりコンディション調整の仕方や他球場の特徴の把握なども昨年よりもスムーズに行えるはずだ。

2023年の目標を「タイトルを獲ること」と宣言しているが、個人タイトルに関しても狙っていくつもりだろう。

勝利数もプロ初となる2ケタ勝利を目指すのはもちろん、防御率や奪三振も含めて、ライバルとなる山本由伸からタイトルを奪いたいものだ。

すでに球団を代表する投手であり、日本球界の未来を担う投手でもある。

将来的にメジャーリーグで活躍するためにも、2023年は圧倒的な実績を残しておきたいはずだ。

はたして佐々木は本拠地開幕戦で勝利することができるのか、そのピッチングに注目しよう。

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