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WBC準決勝は本当に佐々木朗希と山本由伸で勝負すべきなのか、考えられる選択肢

写真:佐々木朗希(YONHAP NEWS/アフロ)
3月18日、WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の準々決勝「プエルトリコ対メキシコ」の一戦が行われ、5-4でメキシコが勝利した。

これにより、侍ジャパンの準決勝の相手はメキシコとなった。

この重要な一戦でマウンドを任される予定となっているのが、佐々木朗希と山本由伸だ。

しかし、大谷翔平が決勝で投げられない事態を考慮すると、「どちらかを決勝の先発に温存しておくべきでは?」といった考え方もできる。

準決勝は佐々木と山本、決勝はダルビッシュと今永で勝負か

3月17日、時差ボケが残る中、侍ジャパンのメンバーである佐々木朗希と山本由伸、宮城大弥、高橋宏斗、吉田正尚の5人がマイアミの大学施設で自主練習を行った。

自主的な練習であるため一概には判断できないが、早めに体を慣らそうとしていることからも、佐々木と山本が準決勝に登板する可能性は高いと言えるだろう。

しかし、懸念されるのは「準決勝で佐々木と山本を使ってしまうのはもったいないのでは?」といった点だ。

大谷がエンゼルスとの関係上決勝に登板できないため、佐々木か山本のどちらかを決勝の先発に使うべきという意見もある。

この点については、指揮官の判断次第であり、どちらが正解とは現時点では分からない。

結果論でしかわからない難しい判断となるのは確かだ。

おそらく栗山監督は、準決勝を佐々木と山本に託し、勝ち進めれば決勝はダルビッシュと今永に託す形を思い描いているはずだ。

準決勝の状況次第では山本温存もあり

WBCでは、50球以上投げた投手は中4日空けなければならず、さらには30球以上投げた投手は中1日空けなければならない。

それゆえに、佐々木と山本が準決勝で30球以上投げた時点で、彼らの決勝での投球機会はなくなるわけだ。

しかし、もしも準決勝のメキシコ戦で攻撃陣が爆発し、佐々木が制限となる95球近くまで投げ6回くらいまでスコアボードに「0」を並べることができたならば、山本を決勝にとっておくといった選択肢も「あり」だと言えるだろう。

決勝で山本を使うことができるならば、これほど心強いことはない。

もちろん、ダルビッシュと今永も実力のある選手ではあるが、やはり総力戦が予想される決勝戦にはもう1人エース級の投手が必要不可欠だ。

はたして準決勝は予想されている通り佐々木と山本の登板となるのか。

試合は3月21日午前8時(日本時間)となっている。

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