• HOME
  • 記事
  • 野球
  • 「WBC」大谷翔平、魂の71球と意表を突くセーフティバントで難敵イタリア撃破に貢献
大谷翔平,野球

「WBC」大谷翔平、魂の71球と意表を突くセーフティバントで難敵イタリア撃破に貢献

大谷翔平(Photo by Diamond Images / Getty Images)
3月16日、WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)準々決勝「日本代表対イタリア」の一戦が行われ、9-3で日本代表が勝利した。

これで日本で行われた5試合すべてで完勝し、準決勝の地アメリカに向かうことになる。

侍ジャパンに勢いをもたらしたのは、やはり大谷翔平だった。

初回から雄たけびを上げる全力投球でイタリアを圧倒

この準々決勝イタリア戦で先発した大谷翔平は、初回からエンジン全開だった。

大谷はいつも投球の際に叫ぶことで知られているが、この日はいつにも増してその声が大きかった。

一球一球投じるたびに、観客はその投球を固唾を飲んで見守った。

静まり返る中、雄たけびを上げながら投球する。

観客だけでなく、画面の向こうで応援する視聴者にもその気合が伝わってくる。

MAX164キロのストレートや鋭い変化球でイタリア打線を沈黙させ、4回までスコアカードに「0」を並べた。

5回こそタイムリーを打たれ2失点を喫したが、難敵イタリアに対して先発投手として十分なプレーをしたと言えるだろう。

攻撃でも侍ジャパンに流れを持ってくるセーフティバント

大谷翔平が打撃でも魅せる。

ランナーを出しながらも得点が取れず、若干嫌なムードも漂っていた3回、大谷が大きく試合を動かした。

しかしそれはヒットでもホームランでもなく、セーフティバントだった。

試合後、イタリアのマイク・ピアザ監督が「本当に驚きだった」と答えたように、メジャーリーグでホームラン争いをする選手がバントをするとは夢にも思わなかったことだろう。

結果的にこのセーフティバントは成功し、侍ジャパンの先制点を呼びこむことなった。

まさに攻守で違いを見せる最高の選手であることをその活躍で証明してみせたのだ。

村上宗隆も長打のタイムリーを放ち、吉田正尚の一発、岡本和真もスリーランを放つなど、打線も爆発。

投手も伊藤、今永ダルビッシュ、大勢と最高の投手リレーでイタリアを3点に抑えた。

侍ジャパンは最高の状態でアメリカに向かうことになる。

普段から活躍しているアメリカでも大谷翔平は輝くのか、要注目だ。

関連記事