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パドレスが2投手獲得で戦力UPも西地区ライバルのドジャースは大型補強で史上最強クラスに
佐々木朗希(写真:AP/アフロ)
2月14日(日本時間)、パドレスは昨季韓国リーグでプレーし13勝3敗という成績を残し最優秀投手賞を獲得したカイル・ハート(32)を獲得した。
前日にはレッドソックスで2022年、2023年と2年連続で10勝を挙げたニック・ピベッタ(32)も獲得しており、戦力UPを実現させた。
ラインバルのパドレスが戦力UPもドジャースは大型補強により圧倒的なチームに
「プレーオフ進出確率99.2%」
「ワールドシリーズ優勝確率22%」
これらは成績予測システム「PECOTA」がはじき出したドジャースに関する数字だ。
2位のブレーブスの優勝確率が9%であることから、いかにドジャースが圧倒的な戦力となっているかがわかるだろう。
ドジャースとパドレスはナショナルリーグ西地区のライバル球団であり、2024年シーズンはドジャースが98勝64敗に対しパドレスが93勝69敗と終盤まで首位争いをしていた。
しかし、パドレスは確かな補強を行ったものの、新シーズンは2024年シーズン以上に差が開く可能性が高いといえる。
それほど今オフにドジャースが行った補強は的確だった。
・ブレイク・スネル(サイヤング賞2回受賞)
・佐々木朗希(13者連続三振・最速165㎞)
・タナー・スコット(2024年防御率1.75のMLB最高クラスのリリーフ)
・カービー・イエーツ(2024年防御率1.17で2019年のセーブ王)
・マイケル・コンフォート(昨季20本塁打の外野手、2019年には33本塁打を記録)
・キム・ヘソン(韓国リーグのスター選手、5年連続ゴールドグラブ賞を獲得するなど守備能力も高い)
こうした新戦力に加え、大谷翔平が投手としてプレーする他、テオスカー・ヘルナンデスやキケ・ヘルナンデス、クレイトン・カーショーなど再契約をした優秀な選手も多く、ワールドシリーズを制覇したチームの戦力と比べても大幅に選手層は厚くなった。
大谷やカーショー、トニー・ゴンソリン、タイラー・グラスノーなど複数の選手が負傷明けではあるが、開幕後しばらくすれば本調子を取り戻すはずだ。
投手、野手共に1人2人怪我人が出たとしても戦力ダウンせずにやりくりできるほどの選手層となったことから、ワールドシリーズ連覇だけでなく昨季実現できなかったレギュラーシーズン100勝以上を実現する可能性も高いといえるだろう。
果たしてライバルであるパドレスを大きく引き離す結果となるのか、まずは日本で行われる開幕シリーズに注目だ。
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