「MLB」指名打者として初のMVP受賞の大谷翔平は来季本来の姿である「二刀流」再挑戦!
大谷翔平(写真:AP/アフロ)
MLBナショナルリーグのMVPに輝いた大谷翔平(ドジャース)だが、来季はついに「二刀流」を復活させる。
肩の手術を行い下半身トレーニングをスタートさせた大谷が来季のMLB開幕に間に合うか注目が集まる。
指名打者として初となるMVPを受賞した大谷
今シーズン本塁打王や打点王、エドガー・マルティネス賞、シルバースラッガー賞、ハンクアーロン賞などに輝いた大谷は、指名打者としてはMLB初めてとなるMVPも受賞した。
これで2年連続3度目のMVP受賞となり、両リーグをまたいでの受賞は1961年、1966年に受賞のフランク・ロビンソン氏以来となる。
肘の手術の影響から打者に専念したシーズンとなったが、本塁打や打点だけでなく盗塁にも力を入れ前人未到の「54-54」を達成させた。
守備につかない指名打者というマイナス要素があったためMVP受賞は難しいといった意見も多かったが、ふたを開けてみれば満票でのMVP受賞となった。
来シーズンいよいよ二刀流復活!目指すべき成績は
ついに大谷が二刀流を復活させる。
まだリハビリは完了しておらず肩の手術により当初の予定よりも遅れてはいるが、来シーズンの開幕に向けすでにトレーニングを開始している。
注目すべきポイントは、大谷がどういった意識でシーズンに臨むかだろう。
2024シーズンは打者専念ということもあり、打撃だけでなく盗塁の意識も高めてプレーし続けた。
その結果「54-54」という数十年は破られないであろう記録を打ち立てられたわけだ。
しかし、投手としてもプレーする予定の来シーズンは盗塁に力を割くことはできない。
あまりにも身体への負担が大きすぎるからだ。
もちろん、ドジャースの勝利のためにプレーするのは大前提だが、おそらく大谷は投手としての比重を大きくするのではないか。
本塁打王や打点王など、打者としての実績は十分すぎるほど積み重ねており、今後は投手としての実績も上積みしたいはずだ。
復帰初年度ということもありローテーションの間隔は長めとなるはずだが、最多勝投手や奪三振王、最優秀防御率、そしてサイヤング賞といったタイトルを受賞できれば、まさに「ユニコーン」として100年後も伝説として称えられる存在になれるだろう。
そのためにもまずは焦らずにシーズンインすることが重要だ。
来シーズンのドジャースの開幕戦は日本で行われるが、無理に投手としてプレーするのではなく、日本では打者のみに専念し、アメリカでの開幕に合わせてコンディション調整すべきだろう。
果たして来シーズンの大谷はどのようなプレーを我々に見せてくれるのか、注目だ。
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